未だ見ぬ 言の葉拾い また仰ぐ 立木の下で 今か今かと

 個性豊かなキャラクターたちも魅力ですが、なんと言っても醍醐味はその情景描写と余さず伝える作者オリジナルの造語『未言』。
 電子の海を漂う世界の景色を余すことなく伝えるために、『未言の魔女』は言葉たちを産み育みながら軽やかに詠いあげる。
 読んでいるうちにあなたも未言の胎動を感じるかもしれません。そんな時は迷わずに産んであげましょう。そしてぜひ使ってあげましょう。
 日本には「案ずるより産むが易し」という言葉もありますし。

 地に落ちた落葉ではなく宙を舞う落葉を手にしたくて、葉が自分のもとへ降りてくるのをただひたすらに待つように、この小説の更新と新たな未言との出会いを待っています。

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