ごめんください、特許等的な方から来ました

 軽妙な語り口は落語のそれで、まるで出囃子に乗って来たように目の前に噺家を感じる。トンツクテンと始まってみれば、そこに異世界SFが広がる。そんな物語を、あれよあれよという間に読まされてしまうから不思議。読めば読むほど時間が過ぎて、それでも読むのが止められない。朝の仕事前に読もうと思ったら、時間があれよあれよと過ぎて…へえ、今はなんどきで?みたいな。オススメです!