汎銀河特許庁へようこそ!

にぽっくめいきんぐ

まくら

m(_ _)m


 エ、いっぱいのおはこび、ありがとうございます。



 人の欲望ってのは、そりゃ、限りないもんでして。



 金をくれ! 女にゃモテたい。酒もってこい! 俺を敬え。とまぁ……ね。

 多少であれば、魅力の一つにもなるんでしょうが、欲をかきすぎると、どーにも良くない。身の破滅をまねく、なんてこともあるようです。



 知も同じで、限りがない。

 研究がどんどん進み、新しい物が生み出され、「もっともっと」と、豊かになっていく。



 その割にゃぁ、毎日仕事、仕事で、終電帰り。

 帰ったら寝るだけの生活で、気がつきゃ10年も20年も経ってる。なんて事もあるようでして。

 そんなに働かなきゃいかんもんですかねぇ? 日が暮れるまで働いたら、あとはゆーっくり風呂に入って、嫁や子供と一緒にメシ喰らって、しゃべって、さーて寝るまでのんびり本でも読もうか。そんな暮らしで、良いのかもしれませんわな。



「人工知能が、人間様を脅かす」なーんてことも、言われております。シンギュラリティだとか、ディープラーニングだとか、なにやら横文字の言葉が並んでまして。



 ……アタシゃ鮮魚センギョの刺身の方が良いねぇ。



 赤く照った切り身にこう、わさびをスッとつけて、醤油にかるーくひたしてパクリとやると、ひやり。うまみがキッと口の中に広がって。あとからツーンと、わさびが来て。あぁもう、白メシが欲しくてたまりませんわな。まぁそれはともかく、知とも、うまくつきあっていかなきゃならん。



 欲も、知も、限りが無いと来た。



 あ、限りがないって言や、宇宙なんかも、そうですな。なんせ、光が届かない程、遠いとこまで広がってるってんだ。ひかりはだめでも、のぞみなら、届くとか、届かないとか。新幹線で宇宙にゃ行けねぇわなぁ。



 地に足つけて野良仕事してたと思ったら、見たことない外人がやってきて「ここは、島国、ジパングだ」と言う。海を渡りゃアメリカ大陸。コロンブスが卵を立てたり立てなかったり。そいでもって、そんな大陸がこぞって集まり、「地球」と呼ばれている。



 ンー。「地球が丸い」って初めて言ったのは、誰でしたっけ? ピタゴラスさんですか? アタシはピタゴラスイッチ大好きですよ? 昔は、地球は板みたいだと思われてたそうで。



 ところが、地球は丸いだけじゃなった。地球は「青かった」っていうんですよ。宇宙飛行士、ガガーリンさんのお言葉らしいですな。オイオイ、本当かね? あ、これぁ、マルイと掛けておりまして。○I○Iをオイオイじゃなく、マルイと読むそうで。



 ……しかしまぁ、ついに人類が、地球を飛び出しちゃったってんだから。こりゃ凄い。



 で、飛び出してみるってーと、地球は太陽系の第三惑星だそうで。水金地火木土天冥海めいかいか? それとも、水金地火木土天海冥かいめいか? って言い合いしてたら、冥王星が、惑星から、準惑惑へと「改名かいめい」されたってんで。



 で、太陽系をまるっと含んでるのが、銀河系ね。

 天の川銀河、ミルキーウェイっていうらしい。なんだか甘そうだなぁと思ったら、なるとのように渦を巻いてるとさ。醤油ラーメンに乗せたら……ちょっと合いませんわな。



 そんな銀河が数百から数千集まって、銀河群やら、銀河団。ここまでくると、何がなんだかもう分からない。東京ドーム何個分なのか、大さじ何杯分なのか知らないが、とにかくスケールが大きくなってきた。



 この銀河群や銀河団が更に集まって、超銀河団。「超」とついたら、髪の毛金色でツンツンのサイヤ人を想像しちまうとこですが、どっこいそうじゃない。平面状の壁のようなんだそうで、この巨大な壁を「グレートウォール」とか、「銀河フィラメント」と呼ぶらしい。あれま! 丸いのから、板へと戻っちまいましたねぇ。



 しかしまぁ、ね? 

 その巨大な壁が、更に集まったものがあるのか? その向こうに何があるのか? あるいは無いのか? ってのが、気になりますわな。



 なにせ、光の速さでも届かない、遠い所は観測しずらい。それが認識の壁であり、その先を知ろうと、人は望みとロマンを持つわけでして。



 小説の世界じゃ、異世界転移が大流行り。光も届かぬ、宇宙のずーーーーーーっと先に、その異世界があるかも知れない。もしくは逆に、アタシの胃の中にあるかも知れない。ミクロな異世界がね。なんにせよ、興味は尽きないわけです。ほらね? 知にも、限りが無いでしょ?



 さて……。



 限りが無い欲と、限りが無い知と、限りが無い宇宙が交わったところに、果たしてどんなものがあるのか?



 アタシはそれに、興味があったり、するんですな。

 そんな噺に、お付き合い頂ければ、これ幸いでございます。



m(_ _)m

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