ノーマンズ―異世界探索記録―

作者 紅葉紅葉

26

9人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

異世界の人を探索する為、ロボットに乗ってその世界とへと向かう異色の物語。

まずロボットの名前である『ノーマン』が衝撃的である。いわゆる『人でなし』という意味であり、もしかすれば登場人物のある性質を暗に物語っているのかもしれない。

そこまでして人を捜したいと言う、一見すればどこか狂った思想。しかし彼らはそれでもノーマンに乗り、そして探索をする。

彼らが行く末がどうなるのか――無限の想像が膨らむ、そんなSFの物語です。

★★★ Excellent!!!

連続性の喪失。
それがどれほどの意義を持つかは、ぜひ本作を最後までご覧いただきたい。

ノーマン。
フラン。
ヴィクター。

現れる魅力的な単語は、しかしどれも、悲しい未来を想起させるに十分すぎる。
描き出されるのはまるでモノクロのようで、しかし確かな色彩のある世界だ。

ひとが、ひとでないものが、彼らが。
その全霊を賭して描き出す日帰り異世界ファンタジーがここにある。

★★★ Excellent!!!

 ハードな世界観と、ライトな感覚を残しながらも下地にあるシリアスなストーリーを楽しませてもらった。

 タイトル、そしてエピソードタイトルの妙も感心しきり。
 ノーマン――ひとでなし。

 ロボットという人の器。
 人という魂の器。
 ヒトではない、という称されるその器はナニか?

 失われない命、軽い存在という証明、それでも受け継がれていく情報の遺伝子。
 創られたモノたちの魂は、根源を求め、いつかオリジナルへと至る、それは繰り返される探索の記録。

 読後、我々はカタルシスと共に帰還、まさに異世界よりの日帰りを果たすだろう。

★★★ Excellent!!!

 昨今増え続ける異世界モノであるが、なるほど、SFロボットで殴り込むとは新しい。
 とまぁ、異世界に飽きながらもやめられない異世界中毒者にオススメの一作です。

 もうね、ぐぽーんとか効果音のしそうな骨太のディテールに個性的なアビリティ、そして機体のクールなネーミング。ロマンが詰まってます。
 本格的な探索は始まったばかりですが、どんな異世界が待っているのか楽しみでございます。

★★★ Excellent!!!

 その世界では、異なる世界…異世界への探検が至上命題になっている。主人公達が旅立つ、生まれ育った世界もまた読者達から見れば異世界だ。そして、劇中の主人公達が挑む異世界…未知の世界へは、搭乗型のロボットが一緒に来てくれる。だが、その先にはなにが待っているのか。不穏な世界の緊張感が、日常を懸命に生きる登場人物達を駆り立てる。果たして誰が、異世界から戻ってこれるのか?それとも…もう、読者から見て異世界の人間である彼等は、戻ってこれないのか…気になる一作です!オススメ!