タイトルに惹かれて、怖いモノ見たさで覗いてみた。そこは、素敵なエッセイだった。
もう、全編で、著者さまの『好き』が溢れていて、その想いは、これまで読まれてきた物語に注がれている。
この世界で、出逢って、触れ合って、『好き』って感じた物語を、『好き』って叫んでるだけのエッセイなのに、そこからは、素敵な物語への愛情すら感じられる。
でも、直接『好き』って言えない著者さまは、底知れぬ穴に向かってこっそり『好き』だと叫んでいるらしい。
優しい語り口と、雑多感がいっぱいの品揃えが、また、楽しい。
何を読もうか……。迷った時に、ふと手に取れるエッセイ。あなたの本棚に、1冊あってもいいと思うけど……、どうかな?
読書をこよなく愛する作者様が、読まれた作品をご紹介しております。
一つ一つ丁寧に、ご自身の切り口で語られている所に、好感を覚えます。
借りた言葉ではなく、読後の熱い気持ちをそのまま打ち込んでいるように感じます。
ご感想を書いていただいた方は、きっと悪い気持ちはしないと思います。
また、作者様は世にあるスコッパーとは違います。
好きだから、どう好きなのかを語る場が欲しい。
そんな風に感じられます。
作中にURLがありますので、気軽にご紹介の作品へ足を運ぶことができます。
新しい、作品紹介集とも言えるでしょう。
是非、ご一読ください。