森の中で戦う二人は勇者と美少女剣士~かなり残念な感じで終わるかも~
薄暗い森の中で、剣と剣がぶつかり合う音が聞こえる。
カン、カン、キン!
片方の剣が飛んで、地面に刺さった。
剣を飛ばされたのはこの辺でも勇名をはせている勇者、ケンジローだった。
「ハア、ハア、ハア、なんて強い奴だ。こいつ、けっこうやるぞ」
ケンジローは息を切らしていた。
相手をしていたのは、正体不明の美少女で、髪の毛は緑、瞳は赤だった。
「フン、大したことないヤツ。まあ、このアタシに敵う奴なんて、この世界にはいないけど!」
美少女は、そう言って高笑いをした。ケンジローは立ちあがった。
「さっきは油断したんだよ。それと、お前そろそろ名乗ったほうがいいぞ」
「なんであんたみたいなのに名乗らなきゃいけないのよ。だいたい、この美少女剣士エリカ様を知らないなんて、そっちのほうが疑問よ」
「エリカっていうんだ。よくわかった。例えばここで俺がおまえを倒したとする」
「倒されるわけないでしょ、この私があんたなんかに」
「まあ聞け。俺がおまえを倒したら、お前、俺の言うことなんでも聞けよ。悪いようにはしないから」
「嫌よ」
「なんだ、俺に勝てる自信がないのか?」
「そんなことないわよ! 分かった、勝負は受けるわ」
そうして二人はまた剣を合わせて戦った。
日が暮れるまで勝負はつかなくて、とりあえず二人とも小休止を取ることにした。
「なかなかやるわね、あんた。でも、一つだけ言っていい?」
「なんだ?」
エリカは、そう言って立ち上がり、遠くの森に暮れていく夕日を見送った。そして、自分を不思議そうに見つめるケンジローをふと、見た。その顔は、暮れていく夕日に照らされて、少し、寂しげだった。
「うん、ケンジロー君、やっぱ私ラノベには向いていないみたい」
ほんとすみません。向いていないというより勉強不足です。ちゃんと勉強しないからこんなことになるんです。全然小説になっていません。もっと長くて面白いものが書ければ、良いと思うのですが。異世界物でも転生物でもないですよねこれ。ジャンルがよくわからないので、こんなことになるんです。でもこれも一応頑張ったほうなので、置いておきます。ケンジローを、転生してきた人か、召喚されてきた人にすれば面白いかもしれないですね。
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