FROZEN WAR

冬馬 涙凪

記憶

焔は紅く


紅くなって奪い去る


私の


私たちの


あたたかい


思い出を


おだやかな


日常を


清らかな


幸福を





「君は」

「だ…だれ…なの……。」


「ふむ…強い力を持っているのに未だ使い方を知らないか。」

「こないで……かえってよ……おねがい…。」


「君のご両親は、随分と勿体無い事をしたのだね。」

「ぱぱと…ままは……どこ」


「そして、自ら破滅した。」

「やだ……たすけて……」


「愚かしい。実に…」


「-!」








その閃光は


私の


目に


脳に


心に


焼き付いて痛んだ


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FROZEN WAR 冬馬 涙凪 @Toma-Runa

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