四季の中に凝縮された年月

 現実世界と異世界。
 二つの世界で生きる男女の恋模様を、四季の訪れとともに描いた静かな恋愛ファンタジーでした。本作を読んでいる途中、かなり描写がそぎ落とされていて物足りなさを感じたのですが、最終章でその理由が分かりとても切ない気持ちになりました。
 静かに振る雪のように、心に切なさが募っていく物語です。
 是非、お読みください。
 
 

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