軽快で楽し気な文章によって綴られる、おもしろおかしい異世界冒険!

ドタバタと繰り広げられる主人公と指輪セリのやり取りが微笑ましく、誤字によって巻き起こされる出来事は予想外でいて思わず笑ってしまうものばかり。

誤字というデメリットなのかチート能力なのか。
作者の匙加減ひとつでいくらでも出来てしまう、扱いの難しいそれを見事に乗りこなし、操っている素晴らしい展開です。

女神と魔王の関係や、日帰り要素など。
誤字ギャグだけではない、しっかりと作られた設定も興味をひき、これだけで終わってしまうのが勿体ないくらい。

オチの流れはある程度、そう水戸黄門みたいに予想はつくのですが、そんなことは問題にならないくらい。
やっぱりそうだよね! と思いながら楽しめる作品です。

最後に一言、舌足らずは正義。もっと出て来てくださいライゾウスピンオフどこ!!

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