赤煉のレゾン編 基本設定

基本設定 (魔界編)

*ネタバレ注意*

〈第二部をご覧で無い方は、第一部及び第二部を読んだ後での閲覧を推奨します〉




天楼の魔界〔セフィロト〕

正式名称—魔導連結超巨大ソシャールコロニー界


〔魔界基本的概要〕

・この世界における魔族、その中でも霊格的に上位以上の魔族の住まう世界

・古の時代、光と魔の大戦以降——魔族と言う種の本質的な霊格向上と、魔族世界安定の為生み出された世界

・地上における魔術的な要素より魔族に適した要素を抽出し、外観もそれに倣う形で古の伝説級の魔族が長きの時間を費やし建造、完成に漕ぎ着けた

・セフィロト外縁数万Kの宙域を覆うエネルギー帯は、セフィロトを衛星軌道上に従える主星【ニュクスD666】から発せられ、主星の大気として超超広域に展開される

・そのエネルギー帯の役目は、魔族(特に魔界での下位種)にとって致命的な光である光量子を軽減する役目を果たす

名称を〈マガヘリオスフィア〉と呼称し、太陽系における太陽の光が影響する最果てのヘリオスフィアに相当する



〔魔界外観及び特徴〕

・魔族と言う種の生まれの根源は霊災の一種である野良魔族とされ、魔界に於いてもそれらは忌み嫌われる災害であり、現在の魔族は非常に高位の霊格を備えているため——その霊格を失わぬ様に魔界の外観へも心持ちを反映させたとされ、高貴なる薔薇を形取る様相にて建造された

・そこにはただの様相と言う概念だけでは無い、魔界が魔術的な意味を擁して建造された点も同時に反映された



〈各世界名称とシンボル及び統治者〉


†ケテル   —シンボル ∽王冠∽

        統治者 魔神帝ルシファー

           (魔界創世時代 古の伝説)


・魔界における最上界であり、天楼の魔界を統べる〔魔神帝ルシファー〕と六大宰相である六大魔王が統治する

・天楼の魔界最外殻に位置し、魔界下位種は原則的には立ち入る事は不可能とされる

(魔界に定められたルールの一つ、種族的な品格を上昇させる事で上位世界へ上がる資格を得られる)


∽首都 ルシフォールド∽   —拠点 万魔殿パンデモニウム

・天楼の魔界は主星に対し、天頂を向け公転する軌道を取る

その要因として魔族へ降り注ぐ光量子の影響を、天楼の魔界と言う盾で防ぐ意味合いを持つ

・天楼の魔界の公転は首都である万魔殿とも重要な関係を持ち、地上となる主星側の本来の万魔殿と次元的に連結されている



†コクマ   —シンボル ∽知恵∽

        統治者 未登場


・劇中では未登場の世界——上層界の魔王によって統治される


∽首都 ???∽



†ビナー   —シンボル ∽理解∽

        統治者 未登場


・同じく劇中未登場——上層界の魔王統治の世界

・ケテル、コクマ、ビナーは魔界最上層に位置し、魔族的な霊格が極めて高位な者達が犇めく

・天楼の魔界における最外殻の花びらを形成する


∽首都 ???∽



†ゲブラー  —シンボル ∽峻厳∽

        統治者 魔王アーナダラス

           (魔界創世時代 古の伝説)


・魔界に於けるあらゆる罪人を〔帝魔統法〕によって裁き、収監する世界

・厳正さに於いては魔界のあらゆる魔族を恐れ慄かせる事で知られ、魔界の法を叩き込まれた裁判員とこの世界を統治するアーナダラスによって裁きが行われる

・この世界からの罪人の逃亡を阻止する警備隊を組織——主に竜種と竜牙兵によって構成された兵団が警戒に当たる


∽首都 ドゥラグニアス∽   —拠点 魔厳の牢獄マガ・プリズンズ・ヘル


・魔界に於ける罪人を収監する監獄

・魔族の種や霊格に合わせて収監エリアが決まっており、魔王クラスの中でも上位クラスの魔族までは対応する

(それを上回る最上位であり、古に準えられる魔族は主星へと送還される)



†ケセド   —シンボル ∽慈悲∽

        統治者 劇中未登場


∽首都 ???∽



†ティフェレト—シンボル ∽慈愛∽

        統治者 魔嬢王ミネルバ

           (新世代の魔王)


・新世代を代表する魔王であり、魔界でも5本の指に入る美女

・両親も古に準えられる魔王とされ、父が元神界の天軍に属した堕天使フウラウロス、母が魔界でも絶世の美女と謳われたシャス・エルデモアとされる

・白魔王シュウとはかつてその力を共に磨きあった親友で、シュウが地球に於ける事件で壮絶な死を遂げるまでは、紛れも無く悠久の友であった

・地球でシュウと共にであったシスターテセラもかけ替えの無い共であり、彼女が策謀の導師の謀略で悲しき最後を遂げた折、二人で痛く悲しんだ

・後に魔界で誕生した妹にテセラと名付け、地球と魔界を繋ぐ希望として彼女を地球宗家に預ける事になる

・二部の劇中ではテセラは種違いの妹である事が確認されている


∽首都 ナイトメアローゼス∽ —拠点 美麗殿アテニア・キャセル


・ティフェレトにおける美の居城

・地球は西洋式の城を思わせる造形を持つ

・ミネルバ以前の魔王であるフラウロスが統治していた頃より、地球の文化寄りの城へと改築されており、多分に最愛の友であるシスターテセラへの思い入れが込められる

・魔界における有事の際はケテル→ティフェレト→マリクトを繋ぐ緊急の連絡経路を持ち、その際は事へ対応する拠点、対策本部の様な備えを凝縮している



†ホド    —シンボル ∽栄光∽

        統治者 劇中未登場


∽首都 ???∽



†ネツァク  —シンボル ∽勝利∽

        統治者 ネツァク四大真祖(仮統治)


・魔王シュウが劇中以前より統治していたが、ギュアネスが反逆した後、その責を自らに課して王位を退位している

・シュウの退位以降は、彼女の右腕である四大真祖が仮統治している

・この地はかつて、魔界における究極とされた竜魔王ブラドが治めたとされる吸血鬼における故郷でもある

・地球の吸血鬼が満月で最高の力を得るのと同様の原理で、魔界の吸血鬼は主星であるニュクスD666よりの力を得るため、このネツァクに限り天空に主星が拝める配置がなされている


∽首都 ブラウドニア∽ —拠点 月星輪ムーニアス・ティアー城—


・アテニア・キャセルと同じく地球は西洋式の城の造形だが、全体的な配色が赤とダークグレーに近い彩りで吸血鬼の居城としても相応しい様相である

・後にこの居城の主は、赤煉の魔王へと昇華したレゾンによって統治される



†イェソド  —シンボル ∽基礎∽

        統治者 魔将ヴォロス(仮統治)


・現在魔王は存在しない世界であるが、その状態が続く事による魔界への影響を懸念したルシファーにより、依頼を受けたミネルバより命を受けたティフェレトの魔将ヴォロスが仮統治している

・この世界の住人は、かつて天使であり天軍に反乱した堕天使達の霊体である

・本体を主星の監獄へ幽閉される堕天使達は、その魂を機械的な体躯へ移し魔界を守護する任を受ける


∽首都 ディノスヴェール∽ —拠点 未登場—


・劇中では未登場だがティフェレトやネッアク同様の造形と思われる



†マリクト  —シンボル ∽王国∽

        統治者 戦国魔王ノブナガ・オダ・ダイロクテン


・ごく数年前までは魔王も存在せず、魔界において最も下等な魔族が跋扈する監獄の様な世界であったが、突如として魔界に転生してきたノブナガにより二年を待たずに統一される

・ノブナガが統治以降は正式に魔王の座を頂いた彼が、瞬く間に魔族の生活する国家を築き上げ、荒れ果てた無法地帯へ素晴らしき魔族国家が姿を表す事となる

・魔界においては珍しく、世界感はノブナガが生前活躍した時代では代表的な日の本の城下町を再現している

・マリクトの魔族達は、ノブナガ及びミツヒデの意向で本来魔族には縁遠きものである文化を学ぶ様になり、図らずともセフィロトの樹が指し示すシンボルを体現した形となった


∽首都 オワリ∽      —拠点 キヨス—


・城下町と同様にノブナガが生前長く住んだ居城キヨスの名を頂き、造形もその時代の日の本に準える日本古来の城を建築していた



†ダアト   —シンボル ∽知識∽

        統治者 〔正管理者〕ナイアルティア

                 (魔界創世時代 古の伝説)

            〔副管理者〕魔王ルキフグス

                 (るっきょん)


・この世界は実質上層と下層に分かれ、上層は魔界における催事用の設備を備える世界となり、下層は魔界と言う超巨大なソシャール全てのエネルギーを賄う動力機関である

・魔界全体へエネルギーを供給する姿は、世界が一つ丸々動力炉と化す脅威の光景を見せつける


∽首都 マギウスギアー∽  —拠点 セフィロトピラー—


・城その物は存在しないが、ナイアルティアが住まうピラーが実質の城扱いである

・劇中ではその点については語られておらず、詳細は現時点では不明である



〔旧魔界 魔界主星 ニュクスD666〕


万魔殿パンデモニウム地上部

        統治者 〔正管理者〕ブリーディア・リリ・ドルシェ

                 (魔界創世時代 古の伝説)

            〔副管理者〕堕天使 ルシフェル

                 (魔界創世時代 古の伝説)


・かつて主の魔界であり、現在は天界に反逆した魔族達を幽閉する監獄として存在している

・監獄と言う扱いであるが、古の戦いでは主の意向に反する神霊らの悪事を魔族らが暴いた事を鑑みた、当時天軍最高司令官であった熾天使ミカエルが主へ多大な譲歩を申し出た結果、力のみを封じられた魔族や堕天した元天使がそれなりの不自由を持つ身であるが、穏やかな生涯を送る現状を実現した

・それらを監視する物として魔界軍を指揮した堕天使ルシフェルと、共に戦場へ立った魔界の究極、竜魔王ブラドが小さな別荘で悠久のまったり投獄生活を営んでいる

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