第2話 「ガーゼのハンカチ」

「ママァァッ~~!!」


 晁陽は泣き叫んでいた。


 秋の深まりを感じる今日この頃。

街の小学校には、一年生より小さい子達が集まっていた。近くの幼稚園の年長組の子ども達と保護者である。


 今日は、小学校で、入学前の健康診断が行われているのだ。


皆さんも覚えがないだろうか。


「ママァァァッ~!!!」

先程から叫んでいる晁陽も、健康診断を受けに来た幼稚園生である。

「晁君、ママはね、先生達のお話を聞かなきゃいけないから、一緒にいけないのよ。」

「嫌だぁっ!!僕、ママといるっ!!」

先程から、母親のスカートを掴んで、抵抗する晁陽。

「晁君、お願い。離して。」

「嫌だ嫌だぁ!!ママといるんだぁ~!!」

さらに、強くスカートを握りしめ、首を横に振る。

「…どうしましょう…。」

 母親は、晁陽と保護者説明会の会場である視聴覚室の扉を、交互に見つめ、顔を歪める。


「ママぁ…。」

「はい、どうぞ。」

「…えっ?」

 晁陽の前に、ガーゼのハンカチが差し出された。

ガーゼのハンカチを握る手を辿るように振り返ると、そこには、少し長めのおかっぱ髪の少女がいた。

「これで、涙をふきな。」

「……。」

晁陽は、恐る恐るハンカチを両手で受け取る。

「ありがとうございます。」

晁陽の母親は、少女に礼を言った。

「いえ…それでは、また。」

少女は、二人に頭を下げて、視聴覚室とは反対に向かった歩いて行った。

「お~い、晁陽!」

「た、武志君…。」

そこへ、晁陽の友達の武志がやって来た。

「何やってんだよっ!早く来いよっ!」

「で、でも…。」

晁陽は、ハンカチを強く握りながら、再び母親を見た。

「怖くねぇよっ!オレの兄ちゃんもやったけど、全然大丈夫だって言ってたぞっ!」

「ほ、本当?」

「おう!それに、終わったら、母ちゃん達が、ケーキ食べさせてくれるってっ!だから、行こうぜっ!」

「あっ!?まっ…。」

言いながら、武志は晁陽の手を掴んで、歩き出した。

「ま、ママ~…。」

「大丈夫よ~武志君と一緒に頑張ってね。」

母親は、不安に歪む顔を浮かべる晁陽を手を振って見送った。


 

 井戸端会議の巨大版とも言うべき、保護者達の話し声が響く視聴覚室。

「えっと…。」

「山端さ~ん!こっち、こっちっ!」

窓際の列から、声がする。

「仲野さん!」

晁陽の母親は、通路の一番後ろを通り、声の主の下に行った。

「お待たせして、すみませんっ!」

「いいのよ。それにしても、晁陽君、大変だったわね。」

「えぇ…幼稚園に入学する時も、泣いて暴れて、バスに乗らなくて…今回も、これじゃぁ…小学校行けるのかしら…。」

「でも、晁陽君って、優しい子よ。あんなに泣いてても、最後は、ちゃんとスカート離したんだから。」

「武志君が来てくれたからですよ。来なかったら、まだスカートを離さなかったと思います。」

「うちの子は、晁陽君がいないと寂しいんですよ。」



 子ども達が集まる体育館。

甲高い声や走りまわる足音が、反響する。


「皆さん、集まって下さい。」

 反響する音を断ち切る声が木霊した。小学校の先生だ。

話をしていた子は止め、走っていた子は急いで整列する位置まで走って来た。


「みなみ幼稚園の皆さん、こんにちは。」

「「こんにちは~!」」

先生の挨拶に皆、返す。

「皆さん、元気ですね。今日は、この南条小学校で、健康診断をします。皆さんの体重や身長、身体に病気が無いかを調べます。分かりましたか~?」

「「は~い!」」

「では、これから小学生のお兄さん、お姉さんが、案内してくれます。皆さん、お兄さん、お姉さんの言うことをよく聞いて、全部調べ終わったら、ここに戻って来て下さい。いいですね~?」

「は~い!」

「分かりました~!」


「武志君。」

「ん?何だ?」

「武志君のお兄ちゃんも、やるの?」

「案内?兄ちゃんはやらないよ。」

「どうして?」

「兄ちゃんが言うには、やるの五年生と六年生なんだって。兄ちゃん、四年生だからやらないって。」

「そっか…武志君のお兄ちゃんなら、優しいから…。」

晁陽は、残念そうに下を向いた。

「晁陽…。」


「仲野武志君、山端晁陽君。」

晁陽に、どう声を掛けるべきか悩んでいると、名前を呼ばれた。

「あぁ、はいっ!」

「はい…あっ!?」

晁陽が顔を上げると、

「こんにちは。」

「さっきのお姉ちゃんっ!」

先程、泣きじゃくる晁陽にハンカチを渡した少女が立っていた。

「さっき?」

事情を知らない武志だけが首を傾げる。

「さ、さっき、僕にハンカチ貸してくれた、お姉ちゃんなんだ。」

「へぇ~。」

「フフフ…今日、二人の担当をします、正司(しょうじ)です。よろしくね。」

自然と膝を曲げて、二人に笑いかける少女。

「しょうじ?お姉ちゃん、もしかして、オネェさん?」

「えっ?」

「た、武志君っ!?何言ってるのっ!?」

「だ、だって、しょうじって、男の名前じゃんっ!!だから…。」

「あぁ、『しょうじ』って、名字なんだ。」

「名字?名前じゃないの?」

「うん。仲野君の『仲野(ナカノ)』や山端君の『山端(ヤマバタ)』って言うのと一緒で、名字なんだよ。」

「名字なんだ…じゃぁ、お姉ちゃん、名前何て言うの?」

「嘉弥(カヤ)って言うの。」

「じゃぁ、カヤ姉ちゃんだっ!」

「うん。そう呼んでくれていいよ。」

「じゃぁ、オレも武志って呼んだ!仲野って、何か嫌だっ!」

「分かった。じゃぁ、武志君。よろしくね。」

「うん!」

二人が笑い合って、握手をしようとすると、

「あっ、あのっ!!」

晁陽の声が、それを遮った。

「ん?どうしたの?やま、」

「ぼ、僕も、晁陽って呼んで下さいっ!!」

嘉弥の声も遮り、晁陽は叫んだ。手には、ガーゼのハンカチが握られていた。

「えっ?」

「あ、晁陽?」

「はぁはぁ…。」

「…名前で呼んでいいの?」

叫んだ晁陽に驚いた嘉弥だが、すぐに冷静になり、晁陽に問いかけた。

「よ、呼んで、下さい…。」

下を向いて、今度は、搾り出すような声で言った。

「フフ…じゃぁ、晁陽君って呼ぶね。」

嘉弥がそう言うと、

「うん!」

晁陽は、顔を勢いよく上げ、満面の笑みを浮かべて、元気を良く頷いた。


「晁陽、どうしたんだ…?」


いつもと違う友達の姿に、武志は首を傾げるしかなかった。


「まずは、身長と体重を測るよ。」

「よぉし、オレからっ!」

「はい。武志君は…百二十六センチ!」

「やっったぁ!五センチも伸びたっ!」

武志は、飛んで喜んだ。

「いいなぁ、武志君。」

「晁陽君も測ろうね。」

「うん!」

晁陽は、ゆっくりと、測定台に乗った。

癖の強い髪が押されるように、バーが晁陽の頭に当たった。

「晁陽君は…百十九センチ。」

「えっ!?…。」

数字を聞いて、晁陽はまた下を向いた。

「どうしたの?」

「ぼ、僕…二センチしか、伸びてない…。」

「気にすんなよっ!晁陽っ!牛乳飲めば大きなるってっ!」

「僕、毎日、牛乳飲んでるよっ!お魚もいっぱい食べてるよっ!なのに…。」

「あっ、えっと…。」

「ぼ、僕…武志君みたいに、早く大きくなりたい…大きくなって…。」

晁陽は、ふと顔を上げて、嘉弥の方を見た。

「晁陽…?」

「晁陽君。気にすること無いよ。人が大きくなるのには、人それぞれ時期が違うの。」

「…じき?」

「どういうこと?」

「武志君のように早く大きくなる人もいれば、晁陽君みたいにゆっくり大きくなる人もいるってことだよ。」

「どうして、オレは早くて、晁陽はゆっくりなの?」

「それは、神様が決めた事だからね。でも、大きくなるのが、早い人も、普通の人も、ゆっくりな人もいるの。」

「僕も…大きくなる?」

「なるよ。私の従兄のお兄ちゃんも、中学生まで、小さくて、運動の時間だと、

ずっと一番前だったんだって。でも、高校生になったら、急に大きなって、大きい方から数えた方が早くなったんだ。だから、晁陽君。そんなに慌てず、ゆっくり大きくなればいいんだよ。」

嘉弥は、不安な表情を残す晁陽の頭を優しくなでる。

「あっ…。」

 晁陽のクセのある髪の毛に添うように、嘉弥の手が滑る。

ほんの少しの間の筈なのに、晁陽はその時間が永遠に続くように感じた。



 それから、晁陽達は、目の検査や耳や鼻、心臓の検査等を済ませ、現在は耳の検査を受けていた。

「二人とも、頑張ったね。次で最後だよ。」

「やったぁ~!にしても、さっきの耳の検査、気持ち悪かったなぁ~。」

「うん。僕もあれ、嫌い…なんか、蚊が耳に入ってきたみたいな音がして…。」

「だよなぁ~何で、あんな検査するんだろ?蚊に刺されない為かな?」

「フフ…あの機械から聞こえた音が聞こえることは、耳が『健康』、つまり『玄ンキ』だってことなんだよ。」

「へぇ~オレら、『健康』なんだっ!」

「そう。検査は、気持ち悪いかもしれないけど、自分が『元気』だって分かることだから、ちゃんとやらないとね。あっ、二人とも、その角を右に曲がって、左の部屋に入ってね。」

「は~い。」

「はい。」

 返事をして、扉を開けた。

 

 しかし、まだ、漢字の読めない二人は気づかなった。その扉に書かれた二文字を…。


「失礼します。山端晁陽君と仲野武志君を連れて来ました。」

「ご苦労様。じゃぁ、二人ともいらっしゃい。歯科検診するから。」

「えっ…し、しか…って、まさか…。」

「歯の検診だよ。あの仕切りの向こうに、歯医者さんが…。」

「嫌だぁ~!!」

嘉弥の説明を遮るように、武志が、突然騒ぎ出した。

「た、武志君っ!どうしたのっ!?落ち着いてっ!」

「嫌だっ!!歯医者さんは、嫌だぁ!!」

「た、武志君…大丈夫だから…。」

「嫌だぁ!!嫌だぁ!!絶体嫌だぁっ!!」

 晁陽の声も届かない。

武志にとって、歯医者とはそれだけ嫌なものなのだ。


「武志君、これで終わりだから…。」

「嫌だぁ~!!帰る~!」

そう叫んで、出口に向かって走り出した。

「武志君っ!」

「待ってっ!」

「うわぁっ!?」

武志を追いかけようとした二人だが、武志が出口の扉に手をかけた瞬間、

宙に浮かんだ。

「あっ…。」

「あぁ…。」

「仲野武志君ね。さっ、早く先生に歯を見せちゃいましょうっ!」

 武志を捕まえたのは、グラマラスな看護師は、そう言って、先生が待つであろう、仕切りの向こうに入って行った。

「嫌だぁっ~!!」

もちろん、武志も抵抗の叫びをあげたが、すぐに聞こえなくなった。


「武志君、大丈夫かな?」

「大丈夫だよ。ちょっと、見るだけだから。」

嘉弥が、膝を折り笑って、晁陽に言う。その笑顔に、

「うん…。」

晁陽の顔も綻んだ。

「次、山端晁陽君。」

「は、はいっ!」

名前を呼ばれて、再び顔が歪んだ。

「いってらっしゃい。」

嘉弥は、晁陽の肩に手を置いて、そう言った。

「…いってきます。」

同じ目線になった嘉弥から言われた晁陽は、はにかんで言った。


時計の秒針が一周する。

晁陽が、仕切りの隙間から顔を出した。

「終わったの?」

「うん。せ、先生が、どこも悪くないって。僕の歯、キレイだって…。」

「良かったね。」

「うん!えへへ…。」

「ねぇ、晁陽君は、歯医者さん怖くないの?」

「怖くないよ!僕の叔父さん、歯医者さんなの・・・。」

「そうなんだ。」

「お医者さんだから、痛いの治してくれるの…ドリル、怖いって思うけど・・・それを我慢すれば…美味しいもの、いっぱい食べられるようになるって。」

「そうだね。」

「でも、歯磨きをいっぱいすれば、怖い思いしなくていいって。だから、僕、歯を大切にする。美味しいもの食べたいから。」


「そっかぁ…晁陽君は強い子だね。」

「えっ?どうして…?」

「晁陽君ぐらいの子は、皆、歯医者さんが苦手なの。武志君も怖がってたでしょう。」

「うん…。」

「でも、晁陽君は怖がらないから、強いよ。」

「…ありがとう…。」

嘉弥に言われ、晁陽は頬を赤く染めながら言った。


「…あさひぃ…。」

反対側の仕切りから、半泣きの武志が顔を出した。

「た、武志君、大丈夫…?」

「うぅ…怖かった…お前、よく歯医者さん平気だな…。」

「先生、優しかったよ。」

「先生は、優しかったよっ!!でもでも、オレを捕まえた…。」

「仲野君っ!しっかり、歯磨きするのよっ!」

「は、はいぃぃっ!!」

「…武志君…。」

「あの、看護師さん怖かった…。」

「げ、元気だして!このあと、ケーキ食べに行くんだから…。」

「あっ!?ケーキっ!!よしっ!行くぞ、晁陽っ!!」


 『ケーキ』と言われ、先程までの沈んだ顔はどこへやら。

いつもの武志に戻っていた。


「二人とも、お疲れ様。体育館に戻るよ。」

「はい。」

「ケーキ!ケーキ!」

「フフ…。」

 謎のケーキ行進をする武志の背を追いながら、晁陽は、嘉弥の隣をゆっくり歩いた。武志を見て笑う嘉弥の横顔を、何度も何度も見つめながら。


体育館。


「晁陽君~!」

「ママっ!!」

「ケーキっ!ケーキっ!母ちゃん、ケーキっ!!」

「こらっ!周りの人に迷惑だから、静かにしなさいっ!!」

「はぁ~い!」

 待っていた母親達に、抱き付く子。目もくれず、周りとはしゃぐ子。皆、それぞれに動く。


「晁陽君、武志君。検査お疲れ様。」

「えっ?」

母親の懐にいた、晁陽は嘉弥の声に振り返った。

「嘉弥姉ちゃん、ありがとうっ!」

「うちの武志が、お世話になりました。この子、大変だったでしょ。」

「いえ。」

「晁陽君のことありがとうございました。ご迷惑かけませんでしたか?」

「大丈夫です。二人とも良い子でしたよ。」

「か、嘉弥、お姉ちゃん…。」

「晁陽君、気をつけて帰ってね。」

嘉弥は、そう言って去ろうとする。

「あ、あの…。」

 晁陽は、呼び止めようとするが、その声は、周りの反響する音にかき消され、嘉弥の姿も、人の波に見えなくなった。


「お姉ちゃん…。」

晁陽は、嘉弥の姿が見えなくなった方向を見て呟いた。

「…晁陽…晁陽、ケーキ食べに行こうぜっ!」

「武志君…。」

「美味いケーキ食べようぜっ!」

「う、うん…。」

下を向いていた晁陽の瞳が、少しだけ弧を描いた。


 その夜、晁陽は自分の部屋のベットの上に寝転んで、嘉弥のハンカチを見上げていた。

「返せなかった…。」

電燈によって透けるハンカチは、部屋を照らす光を和らげる。

「お姉ちゃん…。」

寝返りをうち、ハンカチを握りしめる。

「また、会えるよね…。」

手の中にあるハンカチに向かって言った。



 あれから、一年の時が流れた。

南条小学校には、半年前まで肩から黄色い鞄を下げていた子どもは、今はその背に黒い鞄を背負っている。


「晁陽!お前、今度の三連休何処に行くんだ?」

「僕は、おばあちゃんの家に行くのっ!武志君は?」

「オレ、家族全員で温泉に行くんだっ!」

「温泉かぁ~いいね。」

「おう!もう、準備したんだぜ、着替えだろ、お菓子だろ、水中眼鏡だろ、あと…。」

「えっ?水中眼鏡?プールも有るの?」

「温泉で泳ぐに決まってるじゃんっ!」

「お、怒られるよっ!」

「大丈夫!男湯だから、母ちゃんいないもんっ!」

「で、でも…。」


 休日の予定を話す二人。楽しい話は、人を夢中にさせる。


例え目の前で、青い光が点滅していても。


「危ないっ!!」

「えっ?」

「あっ!?」

武志の鼻擦れ擦れに、車が通る。

「あっ、あぶねぇ…。」

「何しているのっ!?ぶつかったらどうするのっ!!」

「ご、ごめんなさいっ!!」

「す、すいませんっ!!」

「怪我が無かったから良かったけど、事故にあったら大変なんだよ。」

「はい…。」

「ごめんない…あっ!?」

晁陽が顔を上げると、前には少しだけ髪が伸び、紺色の制服に身を包んだ嘉弥が立っていた。


「本当に、気をつけてね。楽しい連休が壊れないように。」

「はい!」

「は、はいっ!」

二人は深々と頭を下げた。

「それじゃぁね。」

嘉弥は手を振って、青になった信号の横断歩道を渡って行った。


「今の人、どっかで見たような…。」

「…いた…。」

「えっ?」

「いたっ!!」

「おいっ!晁陽!!」

 武志の声など、耳に入らず、点滅を始めようとする青信号に目もくれず、

晁陽は、横断歩道を駆け抜けた。


「待ってっ!嘉弥お姉ちゃんっ!!」


あの時、呼べなかった名前を呼んだ。


「えっ?」

 嘉弥が振り返ると、そこには母親のスカートを握っていた子どもでは無く、ガーゼのハンカチを握りしめ、頬を秋空に映える紅葉のようにした少年がいた。


「あさ、ひ君?」


二人の間を秋の風が通り過ぎ、昂揚する心に彩られた紅葉が舞った。


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