第5話 メガソーラー計画
メガソーラーとは太陽光発電の企業版である。そして多大な導入コストがかかり広大な土地も必要だ。素人が手を出せる物では無いのだが。
調べてみると、メガソーラー会社が多数ネット検索でヒットする。それも無料で始める系である。つまり遊ばせてる土地がある人は頭金ゼロのローンを10年払いで組んで。支払いは電気発生する費用から捻出すれば実質支払いゼロであり、ローンの支払いが終われば大儲けという事だ。
つまりローンの月返済額が400万円でも電気を500万円分発電できれば毎月100万の儲け。10年後は毎月500万の儲けとなる。
ただ地球の場合、自然災害。いわゆる地震で崩壊、台風で吹き飛ばされる、泥棒にソーラーパネル盗まれる。経年劣化で故障。そのほか雨続きで期待値の発電量に届かない。雪に埋もれ発電できない。冬場の日照時間が短すぎるなどのケースがあり、簡単に大儲けと言うより博打要素も大きい。つまりなんらかの事故等でメガソーラーを失ったら膨大なローンと言う借金が発生して行くのだから。
しかし私には無限とも言える異世界の土地(砂漠)があり、夜が無いので24時間発電可能。その上、雨も降らず、曇りさえ滅多に無いと言う世界への道を持っている。発電量は地球の3倍以上を期待出来るのだ。
私は無駄に広い農家の裏山土地を利用するメガソーラーとの計画をたて、メガソーラーの規画会社数社と同時契約し、便利屋に組み立てしてもらったソーラーパネリを異世界に持ち込んだ。
計算すれば発電量がおかしい事になっているのだが、そんな矛盾点なぞ誰も気にしなかった。税金も収入と支出のバランスがおかしい事になってるのだが、役所の人も多すぎる税金に関しては調査しないのだろう。
設置さえすれば自分が働く事なく金だけもらえるシステムが出来てしまったのだ。その金額月収500万円。
玄関あけたら2分で異世界 @chimasa
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