異世界と言えば勇者や魔法使いですが、主人公が目指すのはオークショニアという(地球の私達にとっては)一般的でない職業です。何やらハンマー術という技もあるらしく、主人公は修行のためありとあらゆるものをハンマーで叩きたいと思っています。確かにオークションのハンマーで叩く流れって独特だものね、分かるよ……。緩い独創的な世界を舞台に、主人公と仲間達の心暖まる冒険が始まります。ひとことで言えば、おすすめです!
作者様の感性が光る作品だと思います!キャラクター同士の関わり、掛け合い、それらが織り成す人間模様。丁寧なんです……とても……不思議なんですが、上手いと思っても何故上手く出来ているのかその空気感を解読するのが難しい。まさにファンタジーです……きっと続きが読みたくなります!
ハンマーを叩くと聞いてバトルマニアが喜びそうな話かなと思いましたが、タイトルを見て「ん?」となって、そして読み始めて漸く理解しました。なるほど、確かにハンマーを叩くのはバトルだけではありませんね。オークショニアという職業でもハンマーは重要ですもんね。ちょっぴりバトル要素もありますが、血が出たり激しい応酬もないので心温まるストーリーが好きな人には打って付けです。それでもしっかりと異世界ファンタジーとしてのスタイルを貫徹しており、今後どのように話が膨らんでいくのかが楽しみな作品でございますw
ありきたりな作品に飽きたそこの貴方様、ここにありますよ、個性的で完成度の高い素敵なファンタジー作品が。 なにせ主人公は「人類の歴史の中で、木槌でいちばん多くのものを叩いた人間」なりたいそうですから。 彼が使う技はハンマー術、そして目的は妖精の世界でオークションを開く事。 仲間の子供たちも一筋縄ではいかない、個性的で魅力的なキャラクターとなっております。 読みやすく完成度の高い文章でつづられた、唯一無二の物語を是非お読み頂きたい。