第23話 ラフが届くよ
イラスト周りのお話の続きです。
まずはキャララフが届きます。
圧縮ファイルだったりストレージからのダウンロードだったり様々ですが、これらのやり取りはどうも担当さんや編集部の方針によって変わるというよりも、イラストレーターさんにもよるようです。
また、フォトショップのデータを開くことができるツールやアプリを持っているとやり取りが早くなりますが、自分の環境に入れることができない場合はあらかじめ担当さんに「JPEGでデータをください」など、データのやり取りの方法を指定しておきますとスムーズです。
進行状況によってはキャララフで確認するのではなく、挿絵や表紙デザインの確認と合わせてキャラクターをチェックすることもあります。
結構ケースバイケースですね。
キャララフには担当さんのコメントが入っていることもしばしばあります。
修正依頼だったり、提案だったりいろいろありますが、そこもしっかりチェックして、問題がないかイメージと乖離していないかよく読み、指定します。
私の作品だと、「もっと表情を柔らかく」とか、あるいは「もうちょっとキツイ感じの雰囲気で」とか、そんな感じでしょうか。
前髪をつけて、や、前髪なしで、の指定もありましたね。私の作品は前髪が増量される傾向にあります。キャラクター性かしら?
カラー指定もあるので、作中に出てくる髪の色や瞳の色もイメージと合っているか確認します。
重要となる衣装や小物のデザインや色があれば、そこも重点的に見ますね。
で、問題がなければその旨をメールでしたためて返します。
全てのOKが出るまでは繰り返します。
そして、装丁と挿絵の作業に入るのです。
次話に続きます。
わたし流、長編小説の書き方 一花カナウ・ただふみ @tadafumi
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