最終話
数年の時が流れ、何度も街が魔王の軍に攻撃されるという事態もあったが、鉄壁の防衛力で魔王軍四天王を押し返した。
そして、魔王軍の内部に潜り込んだクリエイト商会を使い、次々と魔王軍の幹部を魔王から引きはがし、蜂起させ遂には魔王軍を解体する所まで追い込んだ。
その間も修練のダンジョンの攻略をすすめ、次々に魔王の管理者権限を奪い弱体化も一緒に進めていたため、管理者権限の弱体化に業を煮やした魔王は単身で俺の城に乗り込んできたが、俺にはルシアを始め、イルファ、ルリ、ハチ、ピヨちゃん、クロという信頼のおける仲間が共にいたため、魔王を討ち滅ぼすことに成功した。
こうして、世界の崩壊の危機は去ったのだが、俺としてはここからがスタートラインだと思っていた。
俺と魔王軍との戦いで大陸は疲弊し、多くの住民が苦しんでいるのだ。
そして、この世界にはすべてを統括していた魔王がいなくなり、混沌とした世界が新たに作り出された。俺はその原因を作り出した存在として事態を収束させるために奔走するつもりだ。
その仕事にルシアたちも力を貸してくれると言ってくれていた。
この魔王が去りし、混沌とした世界で俺は寿命を迎えるまで、『ビルダー』の力を使って多くの人を助けるつもりだ。
それこそが、俺の使命であり、宿命であると思っている。
「ツクルにーはん、準備できましたよ~」
「ああ、ありがとうルシア」
作り上げた街を住民に任せ、俺たちは騒乱が続く新たな地へと出向き、再び街を作り上げるつもりだ。
なにせ俺には作り出すことしかできないからな。
「じゃあ、新たな街を作りに行こう」
俺の後ろには信頼すべき仲間たちが続いていた。この仲間達となら、新たな地でも頑張れるだろう。
Re:ビルド!! ~生産チート持ちだけど、まったり異世界生活を満喫します~ 完
Re:ビルド!! ~生産チート持ちだけど、まったり異世界生活を満喫します~ シンギョウ ガク @koura1979
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。 Re:ビルド!! ~生産チート持ちだけど、まったり異世界生活を満喫します~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます