ボクも、地球のケツ穴という場所から異世界に行ったことがあります。あの時はボク一人だったけど、この話は三人いました。そして、わたるは穴太郎を差し置いてりえりーと結婚したけど、あれは強引じゃないかな、と思いました。でも、きっぱりと諦めた穴太郎はかっこよかったです。あと、鳥のリップクリームがはがれ落ちるのを見て、自分たちの友情を確かめ合っていたのが面白かったです。ボクも、見習おうと思いました。
《異世界課》職員のりえりーと黒田。 二人が次元の穴を渡り歩いて調査レポートを作るお仕事もの。 翻訳機や辞書はなく、ボディランゲージのプロであるりえりーが体を張って引き出した情報を、学者肌の黒田…続きを読む
『ドン・キホーテ』が中世の騎士道精神を崩壊させたように、これは現状況に於ける異世界ファンタジーの停滞と堕落を痛烈に批判し、地に貶めた悪魔と言える書物だろう。わたるを”登場人物”とした点や、鳥の群れを…続きを読む
何気ない日常を守る強さ、大切にする優しさを教えられた。見知らぬ異世界なのにすぐ隣にりえりーたちがいて、同じように生きているように思えた。黒い穴は、わたしたちの身の回りにある何か身近なことだろう。それ…続きを読む
りえりーには穴を見つけると人が認知できない奇声を上げて、入る習性があった。ある日彼女は黒田穴太郎を巻き込んで黒い穴に入る。穴の先が異世界。でも、りえりーのせいで、異世界にあった黒い穴に入ってま…続きを読む
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