桃太郎は桃からうまれ黒田穴太郎は黒い穴より現れる。トイレットペーパーの芯の内側をマッキーで塗り潰し穴太郎を呼び出したりえりーの必死さ!素敵だった。それが冒頭の会話から走る細い糸と共にラストのわたるの願いに架かった瞬間に、全ての予感が一本のバットと化して後頭部をフルスイングしてきた。前のめりにばったり崩れ落ちた。雨の夜にはきっと、温かな沈黙の暗闇に浸っている二人と一匹を思い出す。
まさかりえりーが黒い穴の行き先である異世界、クローバー公国で姫様だったとは‼しかも黒田さんまでも異世界でりえりーの執事だったなんて。現在と立場逆転してますよね⁉それだけでも驚きなのに、クローバー公…続きを読む
読んで真っ先に思ったのは『わたるチート過ぎだろ』です。 いや、もうちょい二人出してやれよと思いました。(一応、りえりーキーパーソンだし) けど、穴の設定に関してはよく練られているな~と感じさせ…続きを読む
穴太郎が転生した先は、人々が穴の中で暮らす事が当然となった異世界、という設定に惹かれました。定期的に訪れる『鳥』による襲撃も、りえりーとわたると出会ったことで穴太郎は勇敢になりましたね。りえりー…続きを読む
というのは当然作中の登場人物の論理に対してであって、レビューそのものの文字数とはまったくの無関係である。良く作中の論理に穴があることは批判の対象になるが、この作品はそれを逆手に取って「穴ばかり」の…続きを読む
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