第一章 03 分けと合わせ、朝飯だ
【そろそろこのゲームを捨てる時もきたか……】
【え、ええ?クロスさんも辞めようとするのか?エンドレスファンタジーから】
【まあな、今更そういうRPGをやってる人もあまりないだろう?皆MOBA系ゲームやってくんだから、俺もそろそろアドベンチャーRPGから卒業と思ったんだ、このゲームもどこまで行けるのかわからないし、これからの運営も長くないと思う】
【そうですか、分かった、じゃあ今日ブレーダーズは正式解散か……長い間本当にありがとうございました】
【いえいえ、いつも銀ちゃんが皆を盛り上がったからそっちこそだ(´∀`人)】
【じゃあ、今日からこのゲームはもうしないですね?クロスさんは】
【ああ、何時か思い出したら少しログインしてみるかもしれないが、今はIOIでのヒーローの使い方に関して精一杯鍛えているからな、銀ちゃんもやってみないかな?面白いと思うぞ】
【分かりました、機会があればやってみますww】
【それじゃ先にログアウトしますぞ!】
【はい、分かりました、また~】
明日、ギルド、ブレーダーズ登録人数は遂に一人だけ残った。ギルドのルームは大きくて、飾り付けている、数々な装飾品が整いて陳列し、まるで皆の努力や姿はまだ残っているらみたい。だが、周りは空っぽだった、銀というキャラの側には一人もなかった。
それは、いかに「真実」みたいだった。そして、二ヶ月すら経ってずに、運営はエンドレスファンタジーというゲームのサーバーを永遠凍結の決断を下ろしてきた。
…………
「銀ちゃんー!!」
黒い静かは一線の光に裂かれた、その光を呼びかけてきたのは女の子の叫び声だった。聞き慣れた、どうかってよく聞こえる人の声、まるで前回が聞いてから短い間しか経ったような。
「起きろう!銀ちゃん、さもないーと、僕が、襲うわよ……えへへ」
襲う?頬の側から気配が段々強くと感じた、女の子の香り、俺に近付いてくる。体は重い、瞳に当たる切り目を広がらないでほしい、頼むもう三分だけでいいから。とはいえ、女の子の香りは益々増えてきた、さらに女の子の声まで自分の耳まで届くほど。
しかし、ここでは、俺の防御機能が何だか急に「これは悪いかも」で反応し起った。一層深く考えば、今の事態は「これはマジヤバイ」っとよく分かってきた。
「襲われてー!たまるかぁーー!!」
体の自体は反応してベッドから全身全霊に跳ね上がった、そうやってベッドから地面まで、俺は部屋の隅っこまで体を潜めた。そして、部屋の隅で縮めながら、見上げると。
「えへへ……銀ちゃんたら、そこまで照れなくてもいいのに……ねぇ?」
ヨダレが頸まで垂れてきた少女はベッドのところにいる、それだけでなく、凄く不気味な顔が掛かっている。彼女は平川ひらがわ琉茜りゅうあの名前で、キャラ名ルアと解説すると分かりやすいかと。つまり、この子はオメガワールド中バーの紹介人さんだ。
すげー美少女だった、ツインテールの二本長髪は黒くて、優しげに下がる完璧な容貌。誰か見っても美少女と褒めるほど、超可愛いオモテ。
「いや、お前に襲われると色々とヤバイになるから」
「ええ?そこまでしたのに、襲わちゃダメなの?」
「そうーだ、生物的にダメだ!俺は受けらんねぇ!」
そう、生物的にならない、俺はノーマルだからさ。俺の手を絡んで、引っ張ってやがるこの子はそもそも女の子ではない、彼女の生物性別は確実に男(♂←こうして表示はず)だった。
神は人間を作る、ある意味は人の二匹が人を作るが、その過程はありとあらゆるの事情は行っている。まるで作文しながら生み出してきた脱字誤字のように、染色体の流れも数々な意外が発生している。そういった様々な事情は彼女を男性として生み出され、男性の性器を付けて世に追放された訳だ。
なお、クラインフェルター症候群という、先天した染色体の疾病を得た彼は自分が男性だって知っている。がしかし、女装は慣れたから変わりたくないとか、可愛いだから大丈夫の訳で今までそういう有様をしている。
ちなみに、そういった疾病のある子には、そこまで可愛く産まれたのは滅多ないらしい、医者さんがそう言った。
「じゃあじゃあ、僕手術うけよう、そうすると襲ってもいいのですね?ねぇー?キョセイって奴?」
「そうすると両親は悲しむからやめてください」
「その……両親はないから、大丈夫です……」
頭を下げた琉茜の姿を見た瞬間、俺は自分が言えない事に犯した事は気付いた。
「その、なんか……ごめん」
「いえいえ、それより、今は銀ちゃんの朝ごはん食べたい」
「分かった、後で作ってやるから何がいい?」
「ふむ……ハンバーガーがいいかも」
「いや、たしか朝飯は言ったはずけど、まあ、肉なら一応……まずは着替えっと……あっ」
と、俺はベッドを占めた琉茜に気付いた、瞳の最大限界化した強さでじーとこっちに見ている。そう、何気なさそうにベッドの上からここに眺めたいる琉茜だった。
「んん?どうしたの?」
「その、出ってください、お願いします」
「どうして?二人どもオ・ド・コなのに?」
「オメガワールドにて同じネタは遠慮してくれよ、ここは現実だぞ。それより、君は俺を起こしに来る時間があったら朝飯ぐらい自分で作れるでしょう?」
「それは無理だよ……本当に、物理的に、ね」
「……はぁ……そうくるか、とりあえず出てけ!」
ありとあらゆる、数えきれい過程や手法に重ね、琉茜を部屋から投げ出した俺は遂に着替えという重大な課題を終わっちゃった。
それから俺はキッチンに朝飯の作りを始め、琉茜は方はリビングで朝飯を待って、ついでにテレビを見ている。琉茜が毎朝俺の部屋に訪ねて、俺を起こして朝飯を求めているのはいつもの事として慣れてきた。
俺達は要すると捨て子同士、互いは両親に捨てられた存在だ、ただし、親たちが俺たちを捨てる手は違ってるだけ。俺の両親は法律を逆らって手に入っちゃいけない金を貰い、二人は俺に残って監獄に果てた。両親は存分の金を残ったので生活は普通に行えるあら、彼らには恨みはないはず。
しかし、その二人の両親が果てた同時、送ってきた人は一人。ツインテールに纏めて黒色にして、苦しそうに泣いてて俺の面前に辿り着けた。
『俺は笑ってる、琉茜も泣いてないてくださいよ』
『……でも、誰も琉茜が欲しくないよ?琉茜はいつも捨て子だから』
『いや、きっと人の役に立つ日は来るよ、誰でも琉茜が嫌の訳じゃないよ』
『でも、銀ちゃんも捨てるのだよ?誰でも必要はないのよ?』
『それは違うぞ、ある世界に、とある人達は俺を必要しているよ、そして、今の俺なら琉茜は必要かもな』
『そうか?』
『そうそう』
『変な人です、銀ちゃんは』
『まあ、そうですね』
そう、それは俺と琉茜との初出会いだった。
両親はいつでも外で走り続けて、家に戻る機会はあまりない、帰っても一人、二人一緒の景色は一度のなかった。何故なら彼らは外で養子をできていたから、その養子は琉茜、性別の原因で産まれてばっかり見知らぬ親にすぐに捨てられた。
俺の両親は琉茜のこと哀れと思え、自分の養子に入って貰ったって、他の家族の方はそう言っていた。自分の息子より他人の捨て子より気に入った事、正直あの時は少しでも落ち込むとはいえ、それは言っても中学の時の話だ。
別にどうでもいい、どうせ彼らに会うたびは少なくて、別に気にしないから、怒りも段々淡くなった。それと、俺の前に送った子はただ捨てられただけでなく、二度と他人の手から捨てられた存在なんだから。
そして、その時はブレーダーズの皆さんが伴ってくれるから、エンドレスファンタジーという世界がまだ存在している時だった。
それからの間は時間の流れに任せて、今のようになった訳。
「はい、リアの分だ」
「ええ……これハンバーガーじゃないぞ?」
「別にいいだろう?ハムぐらいはあるだろう?」
「はいはいー……」
失望げにフォークをハムに刺した琉茜だった、俺も自分の分をテーブルに下ろして、食べて始めた。しかし、今はただ七時半だからまだ余裕と思う。
「で、昨日の依頼は何だったの?あの偉そうなおっさんは?」
すると、向き合ってきた琉茜はそう問いかけた。
999レベルの俺、フレンドの一人もない件 倒れた豚カツ @defeatedpork
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