とても素敵な短編です。この短編が始まる前にあったであろう二人の物語、そしてこれから先に続く物語が頭に浮かんで来ます。わずか3000字で作風を見せるというコンセプトにもぴったりあっているし、お茶…続きを読む
姉さん女房で離島出身者同士のささやかであたたかな日常、食卓を彩るのは故郷の味。他のレビュアーさんも仰るように、作者さんの使われる方言の描写は本当にお上手で、作品に滋味を醸し出している。加えて、料理…続きを読む
二人が方言で話し始めると、もう日常とは切り離される。そんな雰囲気が好きです。二人はそれぞれ、故郷にどんな思いを馳せているのでしゃうか?
ふるさとを一緒にする幼馴染夫婦のお茶漬け。これが、どうしようもなく美味しそうだ。「北陸のブリに比べて脂があっさりとして、身はぐりぐりと引き締まっている」この一文を読んで食べてみたくならない日…続きを読む
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