後記
「母である前に女」
「女である前に人」
「人は身勝手」
そんな論法のやりとりが思い浮かびました。
それに合ったシチュエーションを考えて、話を広げていったら犯罪SFになりました。
トリッキーさを重視したため、後味はあまりよくないかもしれません。
この知能犯的凶悪犯にもっと相応しい報いをとご不満の方は、『転生した私は全裸でゴブリンのお手つきになっていた』での悲惨な末路をご覧ください。
こちらはSFあちらはファンタジーで世界観が異なり、必ずしも同一人物というわけではありませんが、パラレルワールドのようなものでしょうか。手塚治虫作品におけるランプやロックみたいな感じです。
最初はあちらの作において、名もなきただの変質者でしたが異様にキャラが立って、阿僧祇久世という名前も自然発生しました。
コンセプトは“いつでもどこでも犯罪者”、“人間のクズ”。
(選挙戦終盤に入って喧しい宣伝カー風)卑劣さが売りで下手な魔王よりたちが悪い阿僧祇久世。最後の最後まで悪あがきしております、阿僧祇久世。阿僧祇久世を何とぞ何とぞ宜しくお願いいたします。
どうか皆様のお力で……なにすんだろう?
時間犯罪と親殺しのフーガ 壺中天 @kotyuuten
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