愛という名の結晶を、真に優しく暖めてくれる作品

生きると言う事の、素晴らしさ。
過酷な困難が立ちはだかろうとも、その壁を乗り越えて行く強さ。
そして、愛し合うという本当の素晴らしさ。

一言に「どんな小説だ」と言い難く、言葉通り多くの意味が秘められた作品でした。
生きる事、愛する事、望む事、励む事。
まさしく、苦難があっても、困難があっても、迷いがあっても、その中で進み続ける。
葛藤があろうとも、それを一人で乗り切る事が正解では無い。共に歩み励み、先に進む事だって強さであり、「独り善がりの強さ」と「心の強さ」のその違いを思わせる作品です。

幸福を求める事は、時に不幸の中に身を投じる事と同じ。
ただ、その中でも、主人公の少年らしい思いは、私たちにとっても忘れられない初心という意味でも、心に響きました。

愛に障壁は付き物。
だが、其れを乗り越えるのもまた愛である。

もし、このページを開いた方が居れば、是非御一読を。
この作品は、貴方の消えてしまった想いも、思い出させてくれるでしょう……。