それと、同じだよ(完)

 翌日。リプラとは会わなかった。採取に行くまではなくとも、挨拶すら交わさなかったのはどれくらいぶりだか。これからの日常になるのかもしれない。

 オレの作った日常。

 他の誰でもないオレが作った、悪い意味でのきっかけ。

 満たされない空虚のまま帰った自宅で、荷物に紙を見つけた。見なれない存在をつまみあげる。3つに折られた紙を広げる。文章が書きつづられていた。

 見覚えがある文字。リプラだ。

 オレは当然、こんなの持ち歩いていない。朝に出る際にはなかった。きょう、荷物から目を離した隙にいれられたんだ。諜報すらできないリプラなのに、気づかれずにいれられるとは。想像以上にオレは、注意力散漫な精神状態になっていたらしい。

 自身にあきれつつ、ぼんやりと文章に意識を移す。

『きのうは採取、ありがとう。怒らせちゃってごめんね。ハーウィングと採取できるのが楽しくて、ハーウィングに教えられるのがうれしくて。甘えちゃってたのかな。ずっとそれが嫌だったんだね。気づかなくてごめんね。ハーウィングに嫌な思い、させ続けたくはないよ。だから、試験やるね。ハーウィングに迷惑をかけないように、ちゃんと合格するよ』

 頭の悪い文章の中に、まっすぐなほどのリプラの真心がひしひしと伝わってきた。

 ずっと利用されてきた。そう思う心が消えなかったのは事実だ。

 ずっと採取に誘われていたし、合格できるだけの知識があるのに、いつまでたっても試験に挑戦しないとを言ったのも事実。

 変えられない関係のままリプラといるのは、嫌になったことがあるのも事実。

 この手紙は真実。オレの思いも、リプラの思いも。誤解もすれ違いもない真実。

 今からなら、まだ戻せるのかもしれない。

 『気が立っていた』と伝えて、和解したら。今までと変わらない生活が送れるのかもしれない。

 唯一、リプラが研究生から昇格した事実はあるかもしれないけど。仲間として、新たな日常を始められるのかもしれない。

 それでいい、のか?

 変わったのは、リプラが研究生でなくなったことだけ。それ以外は変わっていない。オレとリプラの関係は、一切変わっていない。

 視線をゆらりと動かす。並んで置かれた、2個のビン。

 作った頃より量の減ったほれ薬。

 変えられない関係を憂きたオレは、また同じことをくり返すかもしれない。今度こそ効くように、効能も量も増強して。リプラの精神を壊すかもしれない。

 それこそ、絶対にいけない。

 自警団員として以前に、男として、人として。

 隣にあるビンが、輝いて見えた。

 リプラが作った、元気になる薬。

 『オレに元気がない』と誤解して作った、見た目は悪い液体。

 それでも、オレをまっすぐ心配する心にあふれている。オレみたいな邪念は、一切感じられない。

 オレも本来、こうでないといけないんだ。いけなかったんだ。

 リプラとの関係がどうであれ、リプラをまっすぐ思い続けられたら。指導者として、人間として思い続けられていたら。

 でも、もう遅い。

 1度違えてしまった道は、どうあがいても戻せない。

 わきあがる罪悪感が、人間としてのケジメが、それをよしとしてくれない。

 それでも。

 最後に応援くらい、する権利はあってもいいよな。

 悪態なんてない、まっすぐな思いで。

 適当な紙を選別して、試験の応援、あの瞬間の怒声の謝罪をつづった。ほれ薬を使ったことだけは書けなかった。本当は書いたほうがいいとはわかっていた。それだけは勇気が出なかった。






 朝、本部についても、どこか平静とできなかった。

 きょうがリプラの研究生脱出の試験の日だから。試験の隙をついて、リプラの荷物に手紙を忍ばせては来た。試験中に荷物の中身を見るかわからないけど。

 リプラの知識なら、確実に合格すると思っていい。なのに『もしも』がよぎって、思い出すたびに心臓が浮くような感覚に襲われる。

 仲間と開発研究中の今も、一切の集中ができなかった。ミスしないようにするのが手一杯で。

 結局、集中する道を諦めて、仲間に許可をもらって予定を採取に変更した。

 本部に近い森で、単調に採取を続ける。この状態だと戦闘能力にも影響が出そうだから、弱い魔獣しか出ない場所にした。そんな場所に行くと伝えたオレに、仲間は疑問を浮かべていたけど。説明もしないで出た。怪しまれたかな。どうでもいいか。『体調が優れなかった』とでも言って、逃げればいい。

 弱い魔獣しか出ない場所は、ありふれた素材しかない。目新しさの一切ない採取は、作業感しかない。

 それでもリプラは、いつも楽しそうだった。素材の生育、色の違い。細かい点を見つけては、喜々をあふれさせていた。

 リプラにとって、採取に『作業』なんて一切感じないんだろうな。そのすべてが新鮮で、楽しくて。

 そんなリプラを見て、オレも採取を楽しめた。リプラと行ける採取だから、楽しかった。

 あの日々は、もうないんだ。

 リプラは必ず、合格する。オレなんかよりずっと、素材関係は自警団のためになる存在になる。採取の楽しさを後世に伝える存在になる。

 リプラの存在はぐんぐん遠くなって、手の届かない場所に消える。ついこの間まで隣にいたのがウソのように、夢のように消えちまう。

 オレの役目は、もう終わり。

「ハーウィング!」

 背中から響いたのは、この場にいないはずの存在の声。

 木々を揺らすほどの聞いたことない大声だったけど、聞き間違えるとも、大胆な幻聴とも思えない。

 まさかと思って、振り返る。

 肩で大きく息をする、リプラがたたずんでいた。真っ赤にそまった顔と、ばさばさに乱れた髪。全力で駆けたんだろうとは、安易に想像できた。

「な……」

 意外すぎる存在に、声を続けられなかった。幻聴だけでなく、幻覚まで見えるようになったのか。そうよぎりすらしちまう。

「試験……」

 リプラは今、試験中のはずだ。『試験でこの森を使う』とも聞いていない。ここにいるなんてありえない。

 どうにか続けられた言葉は、ただの呼気のように弱かった。

 それでもリプラには届いたのか、真っ赤な顔をゆるませて笑顔を作られる。

「抜けちゃった」

 『信じられない』に『信じられない』の上塗りをされた。

 試験を、抜ける?

「どう、して」

 『研究生のままでいたい』と思える事情があるわけがない。

 あるとしたら、オレを利用し続けられることだけ。それだけでここまでのリスクを犯すとは考えにくい。

「お手紙、ありがと」

 目を細めて言われたお礼に、形容できない感情がよぎった。礼を伝えるためだけに試験を抜けるわけがない。

「……曖昧に終わらせるのもシャクだろ」

 姿を見られなくて、なにもない地面に視線をそらす。

 思い出も愛着もない、この場所。オレがここにいるとわかるわけがない。仲間に聞いて、オレがここにいる情報をつかんだのか? それ以外に考えられない。

「書き忘れたこと、ない?」

 さらりと届いた言葉は、オレの体中をまとわりつく。

 書き忘れたこと。

 思い当たるのは2つ。

 ずっと抱えていたリプラへの思い。

 手を出しちまったほれ薬。

 リプラがどっちを聞いているのかわからない。あるいは、別のことなのか。

 ……こう聞くからには、リプラはとっくにオレの感情に気づいていたのか? 利用のために、そうなるように動かしたのか?

 オレの口は、言葉を作り出すことができなかった。

 なにか返さないと。思いはあっても、声帯は機能を停止して。振動のない空気をカラカラと排出するだけ。

「ねえ、ハーウィング」

 沈黙を嫌ったかのように、リプラに急かしの名を呼ばれる。

「健康な人に回復薬を使ったら、どうなるかな?」

 ここに来て、理解しがたい発言が届けられた。この流れでどうして、その話題だよ。

「それと、同じだよ」

 続けられた声と同時に、草を踏みしめる音がゆっくりと近づく。顔をあげたら、手の届きそうな距離にリプラがいた。

「だから、効果がなかったの」

 ふわりとかたむけられた笑みを前に、ようやく言葉の羅列が理解できた。

 健康な人に回復薬を使っても、意味はない。健康のまま、変わらないから。

 健康になるための薬を健康な人に与えても、無意味。

 つまり……ほれた状態の人に使っても、ほれ薬は無意味?

 導き出された答えを前にしても、受容できない心がひしめた。

 『試験に挑戦しないのは、オレと一緒にいたいから』とか、それっぽい態度はたまにはあった。それはすべて、利用目的ではなくて、本当にそうだったから?

 ゆるくはにかむリプラを前にすると、今の言葉すら『利用したいから吐いたんじゃ』とすら思える。暗に告白しているようなものなのに、リプラの態度は不変すぎて。

「……オレがなにをしたか、知ってるのか?」

 騒ぐ心臓を抱えながら、静かに疑念の言葉を吐き出すしかできなかった。

「魅芳弁だよね」

 あっさりと、オレがほれ薬に使った主成分を言い当てられた。続いて、味やにおいを消すのに使った成分も。リプラはすべてお見通しだったのか。

「最初は気のせいかと思ったよ。連日だから、さすがに故意かなーって」

 徐々に量を増やしたのも、完全に感知されていた。

「もしかして抜き打ち試験かなとも思ったけど、ぜんっぜん問題出されないし」

 その手があったか。そう言ったら、胸中の罪悪感を薄められたかもしれないのに。いや、もっと肥大化させるだけか。

「だから、そうなのかなって期待したの」

 体の後ろで両手を組んで、まっすぐとオレを仰いだリプラ。そよぐ風が短い髪をゆらして、頬をくすぐった。

「……なにが?」

 リプラが期待した理由。脳はほとんどその理由を作っている。それでも確信が持てなくて。リプラの口から、答えが聞きたくて。

「ほれさせたいのかな。そんな関係を望んでくれてるのかなって」

 ゆるんだ表情に浮かぶ赤は、走った際とは違う色に変わっている気がした。

 全部、気づいていたんだ。

 リプラはすべて気づいて、それでも薬を飲み続けた。

 オレが心中ではなにを望んでいるのか察知して、期待を抱いた。

 罪悪感をすべて消し去るかのようなリプラの作為。

 ここまで知られているなら、もう隠す必要はない。心中のもやもやを消すためにも、ここで全部をぶちまけちまえばいい。胸中を完全な清涼にするために。

「……ご名答」

 もっとイカした言葉で伝えたいのに。こんな瞬間に限って、この脳はまともに働いてくれない。心に残る最高の言葉を送りたいのに。

「やったぁ」

 小さく握った拳を胸まであげて、リプラは愛らしく喜びを発散した。狙ったような仕草は、いつだってオレを刺激する。

 聞きなれた言葉、見なれた所作なのに。

 オレの返しに、この反応。

 いつも以上にオレを刺激して、心臓に極太のクイが刺さったかのような衝撃が走る。衝撃は全身に広がって、血管の拍動すら感じられるほどになる。

「それって……そういう意味?」

 もっとハッキリした確信がほしかった。これ以上の刺激に耐えられるかの不安もあったけど、それをかき消すほどの衝動。このまま終わらせたら、またのらりくらりと前の関係に戻っちまうんじゃないか。肩書のない関係に戻っちまうんじゃないか。そうよぎったから。

「ハーウィングはそんな意味じゃなかったの?」

 眉間にできた谷間が、本気の感情をにじませて。うぬぼれではない。そう思えた。

「『ご名答』言ったの、忘れたのか」

 本当はもっとまっすぐした言葉で伝えたいのに。冷静を失った脳が、とどろく血脈が、それをよしとしてくれなかった。

「ごめんね。怒らせたくはなかったんだけど」

 瞬時に、あの怒鳴っちまった日が想起した。氷水をあびたように頭が冷やされて、悪い意味で現実に戻される。

「あー、あれ……気にすんな」

「こっちが薬のことを切り出さないのも、悪かったんだね。もー、ハーウィング。乙女なんだから」

 理解できないほどの見当違い発言に、リプラにゆるくガンをつけた。

「なに言ってんの?」

「告白してもらおうと思ったんでしょ?」

 小動物のようにかたむけられた首から発せられた意見は、到底理解できないものだった。

 告白してもらおうと思ったから、オレがリプラに薬を使った?

「どうしてそうなった」

「成分言い当て試験の直後に使ったじゃん。確実に味の判別できるって知った状態で盛られたら『好き好き告白ばっちこい』アピールじゃん」

 リプラの流麗な発言が届いて、思考が一瞬かたまった。

 素材成分を当てる試験をやったのは、記憶に新しい。その際にリプラは、驚異の全問正解を達成した。上級者向けや、上級者でもクレームをつけるレベルですら、あっさり正解した。それだけの味覚の持ち主。

 そのあとに薬を使い始めたのも覚えている。過敏な味覚を持つリプラは、味の違いに気づいた可能性は高い。素材の知識もあるから、味の変化がどの成分から来るのかの判別も安易にできたと考えていい。

 オレの行動は、開始からすべて筒抜けだったんだ。

 よく考えたら……いや、よく考えなくてもわかったこと。それすら思考に至らなかったなんて、オレの余裕のなさが顕著に出た。それだけリプラとの関係で、思考が満たされていたんだ。あるいは、気づかれてほしい真意がどこかにあったのかもな。

 結果、オレは諸刃の剣でしかない行為を遂行した。リプラの誤解を生むことになるとも知らずに。

「こっちだって、ハーウィングから告白してほしいもん。じーっと待ってたら、ハーウィングぷんすかしちゃうし」

 オレはこっちから告白するのに抵抗があるわけではなかった。リプラの態度のせいで、できなかっただけで。

「リプラがいけないんだろ」

 想起する数々の過去に、思わず言葉が漏れる。

「なにが?」

 愛らしく小首をかしげるリプラ。本当にわかっていないのかよ。

「飯に誘っても、無反応だったじゃん」

 採取帰りに誘った飯は、料理に使える素材の効能の講義だとしか思われなかった。

 『2人で外出しないか』の誘いは、採取の誘いだと思われた。

 他にもさらりとかわされたあれこれのせいで、リプラの恋慕を一切かすめとれない。

「あれって、らぶらぶデートだったの?」

 案の定、理解されていなかった。オレの思いを無自覚に踏みつぶし続けやがって。

「だったら、もっとらぶらぶしてよ。ちっともときめかなかったよ」

 またしても踏みつぶされた。

 そんなリプラだから、オレは明確な態度が出せないままだったんだよ。

「授業のつもりじゃなかったんだね。そっかー」

 無自覚すぎる言葉のナイフに全身に傷を作るオレに気づかないまま、ほのかに頬をそめて幸福そうにはみかむリプラ。ここまで直接的に言って、ようやくその反応かよ。

 この話題を続けてオレが致命傷になる前に、話題を戻す。

「一向にリプラが告白してこないから、オレが怒ったと思ったわけか」

「大正解! 満点だよ」

 どこまでオレが女々しい男だと思ったんだよ。オレの男の部分、あなどってんじゃねぇよ。

 このシチュエーションで、この言葉。なによりもいとおしい存在。

 これだけの材料がそろって、オレがずっとおとなしくしていると思うなよ。

 目の前のリプラを抱きしめて、オレの胸中にくるむ。

「ふぇっ」

 漏れた声は、オレの体のせいでくぐもって消える。

 ずっと手にしたかった存在が、今オレの胸の中にいる。

 伝わる熱も、少し汗を感じるにおいも、さらりと揺れる髪も、手ざわりのよくない服も、その奥に感じるやわらかさも。その全部が今、オレのものだけになる。

「ハーウィング……」

 甘えるように届いた声と同時に、オレの背中に手が回される。きゅっと服を握られて、オレのすべてをとらえられたかのような感覚になる。

 他の誰でもない、リプラからの束縛。全血管が拡張して大暴れしているみたいなのに、ふしぎと安らぎしかない多幸感。

 全身をとろめかす感覚で、ただの病気がようやく幸福に昇華していく。

 離したくない幸福を、きしむほどに強く抱きしめた。

「オレをほれさせた罰だ」

 ずっとこんな思いをさせて。いとおしさと苦しさで毎日を変えさせた。

「この程度で終わると思うなよ」

 耳元で低くささやいたら、小さな体がぴくりと跳ねた。






 リプラが通知を見せてきたのは、数日後だった。

 前の態度を心配する仲間を、適当にごまかして。残ったほれ薬をきちんと処分して。リプラからもらった薬はもう道を違えないように、家に飾り続けて。

 リプラとの関係以外は、前と変わらない日常に戻っていた。

「えへへぇ……」

 全然困っていなさそうな、ゆるみきった表情で。手に持つ赤い通知が異様に目立つ。

「おーぅ」

 通知の内容を見ても、さして驚きはしない。あのあと冷静になって、よぎりはしていた。やっぱり、その結果になったか。

 でも変な声は漏れた。オレの声が原因か、てれ隠しなのか、リプラのくにゃっとした小さな笑い声が届く。

「ごめんねぇ。まだ研究生のままだ」

 通知には『試験を途中で抜けた罰として、試験の挑戦を1年間禁じる』と書かれていた。『試験を途中で抜けるバカはいない』と思ったから、規約は深く覚えていなかった。だけど、ここにいた。目の前にいた。オレを追う選択をしたせいで、試験を抜けたリプラが。

「だから」

 通知をしまって、オレの目をまっすぐ見つめるリプラ。

「まだまだ教えてね、ハーウィング」

 へらりと笑ったリプラ。

 リプラが研究生である限り続く、指導者としてのオレの立場。

 オレが教えられることなんか、とっくにほとんど消え失せていて。

「勉強熱心め」

 不敵に笑って、リプラの髪をそっとかきあげる。

 リプラに浮かんだはにかみは、今まで見なれた表情とは違う。

「ハーウィングにも、女の子をいーっぱい教えてあげるからね」

 甘えるように寄りそったリプラの体を抱きしめる。反応の速さは、そこらの食虫植物にひけをとらない。『わー』と言う、リプラの幸せまみれな声がくぐもって届く。

「オレに教えられるのは、リプラだけだ」

 当然、逆もしかり。教えるのも教えられるのも、許されるのはオレたちだけだ。

「ハーウィングもだよ」

 腕を回されて密着されたやわらかな体は、オレの理性を壊す鍵になる。

 ぱたりと卒倒した理性をよそに、また指導が始まる。

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オレらの関係をつなぐのは『素材』だけなのか 小悪魔に利用されるだけのオレと、効かないほれ薬 我闘亜々亜 @GatoAaA

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