我闘亜々亜

「食べ物を好き嫌いしてはいけません」 　先生の口グセだった。 　給食の時間に『嫌いだから』と、量を減らしたり残したりすることは認められなかった。 　別の先生は『得意なものがあった…

筆者が考えたあれこれをさらりと書いた散文です。 内容の正確性は保証できないことをご理解ください。 完結という定義はありません。基本的に各話のつながりはないので、どの話から読んで…

日本語について調べたり、自分なりに考えた読み物です。 あくまでも個人の見解です。内容の正確性は保証できないことをご理解ください。 ぼんやりと辞書を読むことが好きな筆者が、思いつ…

　巨大な影に襲われて、故郷は消えてしまった。 　なによりも大切だった兄さんも、震えて動けなかったうちを守ったことで失った。 　孤独になったうちに告げられる。 『うちの故郷の純血…

　集落とその周辺だけで暮らしてきた。 　外の世界のあこがれを口にしても『危ないからダメ』の毎回おなじみの返しをされる。 　ある日、狩りの帰りに人間に襲撃される。命からがら逃げき…

　船もなく、外に出る手段がない小さな島。 　兄と2人で住むラヤは、島に自生する素材を採取して兄に渡す日々を送っていた。 　すべては、近くに控えた『徴収』のために。島に続いてきた徴…

　目が覚めたら、脱出口がない場所にいた。 　その場にいたのは、見知らぬ1人の男性と1人の女性。 　教師の先輩であるシオン先生。 　そして、教え子であるプリシス。 　混乱するオレ…

　クラスメイトが死んだ。 　不穏なニュースはクラス中に広がると同時に、あるウワサの信頼性を強めた。 　今は使われなくなった教室の机で放課後に勉強すると、成績が向上する。 *犯…

　ヒトは、進化の過程で2足歩行になった。 　遠くまで見通せるとかの利点がありそうだから、まだ理解できる。 　わからないのが、なぜ体毛が退化したのかである。 　もし体毛が退化しなか…

　友達が開発したゲームのテストプレイを頼まれた。 *法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

　諸事情で、研究生の素材関係の知識を教育することになった。 　教育を続けた結果、とっくに研究生を脱せるだけの実力になったはずだ。 「研究生ではなくなったら、もう一緒にいられないね…

　数日ぶりに帰ってきたピオ。 　出迎えたオレに、笑顔で駆け寄ってきた。 「いい子にしていた？　お友達と仲良くした？　好き嫌いしなかった？」 　変わらない心配の嵐とともに、オレの頭…

自警団員として治療しても、結果が出せない日々に悩むリリィ。 そんなリリィに、人手不足が原因で頼まれた依頼。 悩みを抱えながら受諾したリリィが出会ったのは、回復魔法を使う隙を与えて…

　自警団の事務員をつとめる主人公。 　友人の頼みで、女性戦士が仲間と交流できるように励むことになりました。 　目をひくほどに美しい女性戦士は、主人公の問いかけに一切の口を開きませ…

　野宿の危機を逃れるために立ち寄った超豪邸。 　屋敷の主。おっとりした主の妻。ナイフを欠かさない息子。主と口論が絶えない娘。完璧な使用人。こだわりが強い料理人。しいたげられる庭師…

創作に関係することをさらりと書いた散文です。 筆者作品のネタバレがさらっとあるかもしれません。改稿などで、最新の内容と異なる可能性もあります。 完結の定義はありません。基本的に…

数分で読み終わる読切りの掌編です。 もりあがりやオチのない、エピソードの一部を切り取ったような詩的な作品が多めです。 基本的に1話完結で、それぞれの話のつながりはありません。 …