小説家になろうで先行投稿したものです。 こちらでは1章ごとにまとめ読みできる形にしてあります。
恋愛小説の得意な作者様が描く、心温まる物語。鍵になるのは、題名にもある「萩」である。主人公は迷い込んだ世界で、様々な人々と出会う。そこに現れる沢山のドア。主人公が辿り着いたドアの向こうには――。…続きを読む
祖母の記憶という誰もが胸に抱くノスタルジーが香り高いポエジーと共に大事に埋め込まれている作品。祖母とは夢の中ですら最後まで会えない。鼻緒の足指の痛みは酷くなり、恋しさやもどかしさも強くなる。…続きを読む
夢から目を覚ました「私」と祖母をつなげるお萩。 お萩の甘さと柔らかさが、「私」にとっての「穏やかなお祖母ちゃん」なのだろうなと感じました。 読後…… 日頃は忘れている祖母への想いや、祖母…続きを読む
とても静かで、仄暗い。作品冒頭にあるこの一文が、この作品の魅力を全て言い表している――と、最初に思ったことがそれでした。手を伸ばすのに届かない、確かにあるはずなのにどこにもない。そんな誰…続きを読む
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