第2話






僕は絶望していた。この世界の不条理さに。そして僕の才能に







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僕より少し小柄な彼女はどこか嬉しそうな顔で僕を案内してくれた


「ここが首都レインってところなの?」


その都市は商人の声や冒険者の声でかなり賑わっていた。


「ええ、そうよ。私の様な駆け出し冒険者拠点としてると都市よ」




「とりあえず私についてきて。色々案内して上げるから。」



「とりあえず君は自分の適性のジョブにつき装備を整えるところからだね」



「ジョブなんてあるのかぁ。できれば戦いに有利なジョブにつきたいな…」

凛が小さな声で呟くと



「そうだね。冒険者にとってジョブ決めは今後の人生に大きな影響を与えるのは間違いないよ。」



「この水晶を持ってみて?」

彼女に渡された水晶を覗き込んで見るとそこには何らかの数字が映し出されていた。


「これは自分のステータスを確認できる水晶なんだ。ちょっと水晶に映し出された数字を読んでみて?」


「腕力ー23」「俊敏ー62」「魔力ー5」

「器用ー164」「体力ー25」



「え…?…器用…??」



「君…裁縫職人とかになった方がいいんじゃないかな…?」

彼女は真顔で僕にそう言ってきた。



「裁縫職人!?僕てっきり魔法使いとか戦士とかになる予定だったのに」



「あはは、、冗談だよ。でもね、大体の人は腕力、魔力、体力のどれかが飛び抜けて数値が高いはずなんだ。でも君は何故か器用が飛び抜けて高い。こんな人初めて見たよ」


彼女は少し興奮した表情で僕にそう言った。


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僕らの異世界Life @Ookusu33

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