Twitter経由で拝見し、タイトルに惹かれて読ませていただきました。テンポの良い展開と、緊張感ある描写と絶望感。そして後味の良い終わり。一つだけ、失くしちゃいけない心がある。誰でも持っているような当たり前にひたむきに進んでいく。世紀末を舞台に奏でられる、ひとひらの青春です。ぜひ。
始めに断っておくが、私は作者・梧桐彰氏のいわゆる固定ファンである。氏の作品はことごとく私にとって琴線に触れる傑作良作ばかり。未だかつてハズレと感じたことはない。しかしながら、今作に関しては当初…続きを読む
「板子一枚下は地獄」という言葉がある。 これは、船底一枚を隔てれば、そこには落ちたら助からない、危険だらけの海が広がっているという、船乗り仕事の過酷さを表したものだ。 一見すると堅牢・安全に…続きを読む
剣道部に所属している上町邦彦は、幼馴染のユミと自転車で帰る途中、祖父に「病気か?」と突然意味深な問いを投げかけられる。そして、次の日、世界は動く死体だらけになっていて……。邦彦の視点で描かれて…続きを読む
突如、「死にかけ」に支配された街。その中を迷いながらも、自分の信じるもののために突き進む。 息をつかせぬ展開と切れ味抜群のアクションシーンは魅力的。気がつけば、物語のおもしろさにつかまって、最後…続きを読む
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