エピローグ

 ……教室にみるくちゃんが入ってきた時、私とめぐるはちょうど机の上を片付けて鞄を手に取り、それぞれのクラブ活動に向かおうと席を立ち上がったところだった。


「みるくちゃん……? どうしたの、何か用?」

「用、ってほど大げさなものじゃないけど……あんたたち、ちょっとこのあと時間ある? 手間はとらせないつもりだから」

「うん。あたしはいいけど、……」


 そこでめぐるはちらっ、と目を向けて私の様子をうかがってくる。その表情に心配の色が多少過剰にも映ったので私は思わずくすっ、と苦笑をもらし、それから「いいわよ」と頷き返した。


「今日は顧問の先生が急な出張で自主練習になったから、連絡を入れておけば多少遅れても平気だと思うわ」

「ありがと。じゃあ30分くらい後になったら、高等部の中庭にまで来てくれる? 私は先に行って待ってるから」


 それだけを伝えると、みるくちゃんはそっけないほど足早に教室を出て行く。その背中が見えなくなった後もしばらくその場にたたずみ、私たちは怪訝な思いでお互いの顔を見合わせた。


「30分後って……どういうことなんだろう?」

「……さぁ。とりあえず行ってみればわかることだし、少しここで時間をつぶしましょう」


 そう言って私は鞄を机の上に置くと、椅子に腰を下ろしてふぅ、と吐息をつく。めぐるはその背後をすり抜けて窓辺へと近づき、暖かなそよ風ととともに歓声がかすかに聞こえてくる外の景色を眺め見つめた。


「早いものだよね……。文化祭が終わったのは一昨日なのに、すっかり元通りになってる。校内中に可愛い飾りつけがされて大勢の人たちでにぎやかに盛り上がってたのが、まるで夢の中の出来事みたいだよ」

「……そうね」


 なにとはなしに呟くめぐるに同意を返して、私は一昨日のことを思い出す。

 聖チェリーヌ学院中等部・高等部の合同文化祭は、水無月先輩をはじめとした生徒会スタッフの頑張りと全校生徒の協力のおかげもあって、大盛況のまま幕を閉じた。先生方や父兄たちからも予想を超える反響があり、おそらく来年も同様に行われる予定だという。


「葵先輩とみるくちゃんも、すみれちゃんのことをすっごく褒めてたよ。ここまで楽しいお祭りになったのは、すみれちゃんがあの短期間で色んな準備と手配をしてくれたおかげだ、ってね」

「さすがに、それは言いすぎよ。成功したのは、みんなで力を合わせて頑張ったおかげ。私だけが動いたわけじゃないし、めぐるだって色々と手伝ってくれたでしょう?」

「うーん……あたしはすみれちゃんと違って、雑用専門だったしね。そこまで役に立てたかどうか、怪しいところだけどさ」

「そんなことないわ。……めぐるがいてくれて、本当に助かった。ありがとうね」


 本心からお礼の言葉を伝えると、めぐるは照れくさげに「……えへへっ」と頬を染め、頭をかいてみせる。

 そう……めぐるがいつも一緒にいてくれたことが、私にとってはなによりも心強かったのだ。元々ひとつのことに集中すると周りが見えなくなる性分だと自分でもわかっているので、緩衝役ないしはブレーキ役としての彼女の存在がなければ、私は際限なく職務に没頭しすぎて……おそらく無意識のうちにオーバーワークになっていたに違いない。

 まぁ、とはいえ……常に私のことを案じて雑用に勤しんでくれるのは有難いと思いつつ、あまりにも心配がすぎるので少々過保護気味では?と感じることもあったのだけど……。


「喫茶店も、すっごく盛り上がって楽しかったよねー。千代理と麗、優希ところ美ちゃんもみんな、とっても可愛いメイド服で大人気だったし……あっもちろん、一番はすみれちゃんだったけど♪」

「もう……思い出させないでよ」


 模擬店の喫茶店でメイド服姿に着替え、ウェイトレスをやらされた時のことを思い出して……顔から火が出るような恥ずかしさが蘇ってくる。クラスメイトたちはそんな私を口々に絶賛してくれたし、お客としてやってきた人たちの反応も悪くなかったことが救いといえば救いだったけれど……さすがに次の機会があったとすれば、その時は辞退したい思いでいっぱいだ。

 ……ただ、嫌な感じでは決してない。クラスメイトたちとの絆も確かめ合うことができたし、閉店後にめぐるのカメラで撮った写真は、大切な宝物として今なお寮の机の上に飾っていた。


「めぐるの出してくれた創作ケーキも、好評だったわよ。特にあの、特大サイズのデコレーション……あんなの、どうやって作ったの?」

「えへへっ……あれは朝早くに起きて、学生寮のみんなにも手伝ってもらったの! バタークリームだと型崩れしないし、デコもやりやすいしね」

「そうなんだ……ふふっ」


 さすがは、家庭科部の面目躍如といったところか。浮遊城からチイチ島を経て戻ってきた直後は若干の疲れも見せていたようだったが、翌朝になると普段通りの快活な笑顔で挨拶をしてくれたので、胸をなでおろしたものだ。

 そういえばここ数日、私自身も身体の具合が良い。『ワールド・ライブラリ』で分離した時、アストレアが私とめぐるの間につながれたマナの経脈を断ち……めぐるが単体で力を制御できるようにしてくれたことが影響しているのだろう。

 ……そのことを聞いた時、めぐるは私以上に喜んでくれた。あの時の笑顔はきっと、一生忘れないと思う。


「いろんなお店や催し物がいっぱいで、ほんとに楽しかったねー! おいしそうな屋台もたくさんで……すみれちゃんは、何が良かった?」

「……そうね。全部工夫があって、食べ応えがあったわ」

「あっ、そういえばステージもすごかったよねー! 歌とダンスがとーっても素敵で……あたしもあんなふうに踊ることができたらなぁ~」

「…………」


 お祭りの思い出を次々に話題にのせて、誰もいなくなった教室の中でにぎやかに、楽しそうに盛り上がるめぐる。私も相槌を交えて、彼女の話に耳を傾ける。

ただ……めぐるは私が気づいていないとでも思っているのだろうか。さっきから彼女は、話題に「あの人たち」を頑なに入れようとしていないことに……。


「……めぐる」


 だから、言った。自分は一応吹っ切れたつもりでいたけれど、私を慮って明るく振る舞おうと努めるめぐるの笑顔がだんだん、辛そうに見えてきたからだ。


「気遣ってくれて、ありがとう。……けど、2人きりの時までそんなふうに、盛り上げようと考えてくれなくてもいいのよ。私はもう、大丈夫だから」

「すみれちゃん……」

「確かに、元通りになったかといえば嘘になるけれど……あとはもう、日にち薬。時を追うごとにこの傷は癒えて、強くなっていく……その実感はあるから、このまま私たちのことを見守っていてほしいの」


 × × × ×


 ……数週間前。

全てを終えた私たちは『ワールド・ライブラリ』から元の世界へと戻り、浮遊城から脱出したばかりのみるくちゃんたちと合流した。そして、無事の再会を喜び合ってからチイチ島へと到着し、……そこで私は唯人お兄様に『大鏡』のある湖畔へと呼び出されて、彼から話を聞いたのだ。

如月唯人は如月家の人間ではなく、つまりは私の本当の兄ではない、ということ。

彼には他に血のつながった妹がいたが、それは水無月遥先輩のことで……過去に起こった事件が原因で、離れ離れになってしまったこと。

そして、浮遊城での一件をきっかけに、その事実を水無月先輩本人に打ち明けたこと……。


「…………」


私はそれを、黙って聞いていた。呼び出された時は、話を聞きながら動揺や悲嘆があるものと考えて、なるべくお兄様にご迷惑をかけまいと心の準備をしていたのだけど……自分でも驚くほどに心は落ち着いていて、かえってそのことに困惑を覚えたほどだ。


「……唯人、お兄様」


 そして、唯人お兄様が最後まで話し終えたのを確かめてから、私はおもむろに口を開いて尋ねかける。

 ……正直に言うと、彼の名前の後ろに「お兄様」とつけることに若干のためらいがあり、ややぎこちない響きになってしまった気がする。それでも彼は気づかなかったか、それとも気づかなかったふりをしたのか、いつもの優しく穏やかな顔で私を見つめ返しながら次の言葉を待ってくれた。


「戻った後……唯人お兄様は、どうするおつもりですか?」

「……? すまない、それは何を、という意味だろうか」

「今後のことです。水無月先輩と兄妹の関係に戻ったのでしたら、今までのように離れての生活ではなく、家族で一緒に住んだほうがいいのでは、と……」

「あぁ、そうかもな。だが、知ってのとおり遥は神無月家でお世話になっている身だ。母も現在、キャピタル・ノアの医療施設で静養しているし……当分の間は、これまでどおり一人暮らしを続けようと考えている」

「……兄妹であることを、公表しないのですか?」

「いや……。周囲も驚くだろうし、わざわざ触れ回るようなことでもない。……遥も、以前と同じままがいいと言ってくれているしな」

「そうですか……」


 おそらく水無月先輩は、騒ぎになるということより……私の気持ちを慮って、今まで通りに過ごす道を選択してくれたのだろう。

 本当は妹として、ようやく会えた兄に甘えたいはずだ。……だけどそうすることで、私に嫌な思いをさせるかもしれない。そのために自らの想いを曲げて、私の気持ちを第一に考えてくれた。

 ……わかっていたけれど、本当に優しい先輩だ。だから私も、この事実を素直に受け止めることができたのだと改めて感じていた。


「あの……ひとつだけ、我がままを言ってもいいですか?」

「なんだ? ひとつとは言わず、なんでも言ってくれ。……むしろ俺は、お前に恨まれてもおかしくない人間だ。償えることがあれば、どんなことでもさせてもらう」

「恨むなんて、そんな気持ちあるわけがないです。……でも」


 そこで私は少し言葉を切り、呼吸を整える。そして、緊張して怯みそうになる気持ちを励ましながら、なんとか声を絞り出していった。


「これからも……いえ、しばらくの間で結構ですので、唯人さんのこと……お兄様、と呼んでも構いませんか?」

「……。あぁ、もちろんだ。いや、お前さえよければこれからも、ずっとそう呼んでほしい。都合のいい話だと思うが、俺にとってはお前も……大切な妹なんだから」

「ありがとうございます。唯人……お兄様」


 胸いっぱいの安堵を覚えて、私はほっと大きく息をつく。

 実のところ、話の流れとはいえ「唯人さん」と言葉に出してみた時……言い知れないほどの寂しさで、泣きたい気持ちになったのだ。これから時間がたてば、少しは慣れるのかもしれないけれど……しばらくの間は、このままでいさせてもらいたかった。


「すみません、お兄様。少しの間、一人になりたいので……先に戻っていてもらえますか?」

「……わかった。何かあったら、連絡してくれ」


 私の気持ちを察してくれたのか、お兄さまは深く尋ねることもなく身を翻し、ゆっくりとした足取りで林の中へと踏み入っていく。その背中が木陰に隠れるまで見届けてから、湖面へと目を向けようしたその時、……視界の隅にがさっ、と動く影が映り、私は肩越しにちらっ、と振り返りながら声をかけていった。


「そこにいたのね、めぐる」

「…………」


 ばつが悪そうな顔をして、茂みの中からめぐるが姿を見せる。

 あわてて隠れたところを見つかった、と思ったのかもしれない。だけど私は、ずいぶん前から彼女の気配に気づいていた。

 それに……わかっていた。めぐるがお兄様と話し終えた私を、一人にするわけがないってことを……。


「すみれちゃん……」

「私とお兄様の、大事な話って言ったでしょう? 立ち聞きするなんて、ルール違反よ」

「……ごめん。でもやっぱり、心配だったから……。そ、それに……っ」


 駆け出すような足音を感じたかと思うと、とん、と背中に軽い衝撃。それに気づいて身体ごと振り返ると、めぐるは私に抱き着きながら大粒の涙をこぼして泣きじゃくっていた。


「……。どうして、あなたが泣いているのよ……」

「っ、……一人で泣く、よりも……二人で泣くほうが、いいかな、って……」

「ばかね……。だからって、……先に泣かなくても、……いいじゃない……」

「だって……だって……! あたし……あた、しっ……!」


 自分のことでもないのに、めぐるは私以上に悲しんで、苦しんで……泣いてくれている。

 最初はその姿がおかしくて、申し訳ないと思いながらもつい吹き出してしまったけれど……それが嬉しくて、すごくありがたくて……。

 私も、それ以上こらえるのを止めて、彼女の優しさに甘える。

 そしてしばらくの間ずっと、我慢することを全部止めて、ありのままの感情に身を委ねていた……。


 × × × ×


「全部片付いた、ってわけじゃないけれど……あの時、あなたがいてくれて本当に良かったわ。それは心からの、私の思いよ」


 もしあの時、めぐるが溜め込みかけていた想いを受け止めてくれていなかったら……私はそれを心の奥底に押し込めて鍵をかけ、絶対に外に出そうとはしなかっただろう。

 ただ、その反動で無意識のうちに自らの気持ちを偽り、辛抱して……その結果、冷めた黒い感情が膨れ上がって足を踏み外すようなことが起こりえたかもしれない。それを救ってくれたのは、他でもない彼女のおかげだ。

 だからめぐるは、私にとって何よりも代えがたい、大切な人。そして叶うことなら、これからもそうであってほしいと私は心の底から願っていた。


「……もう、30分ね。みるくちゃんを待たせちゃ失礼だから、行きましょう」

「うん」


 × × × ×


「あっ、やっと来たよ! おーいっ!」


 学院高等部の敷地内に入って中庭を訪れると、真っ先に川流美さんが大きく手を振る姿が視界に飛び込んできた。

 いや、それだけじゃない。伊院さんや宇狩さん、寿さんをはじめ……中等部のクラスメイトと、高等部の制服を着た人たちも大勢いる。そして中庭の全域を使ってたくさんの野外用のテーブルが設置され、その上には色とりどりの花と美味しそうな料理がきれいに並べられていた。


「あの、これは……?」

「なんだかんだで終わった後も忙しかったから、打ち上げ会とかもできなかったでしょ? それで高等部の先輩たちが、私たちも招いた野外パーティーを開いてくれたのよ」

「肉も魚も、食い放題だぱ~。今日は夕食の分まで、食いまくって腹に収めるだぱ~」

「おおっ……? 今日は2人の運勢が大吉と出ておる。ぜひとも参加するが吉ぞよ」


 そんな彼女たちに促され、私たちは戸惑いながら宴を催す人たちの集まりへと近づいていく。すると、正面に立っていた唯人お兄様が私たちを見てグラスをそばのテーブルに置き、全員に目配せしてから大きな声でいった。


「今回の合同文化祭で、誰よりも働いてくれた二人の登場です……みなさん、盛大な拍手を!」


 それを合図にして、一斉に割れんばかりの拍手が鳴り響く。心の準備ができていなかった私は盛大すぎる歓迎に驚いて恥ずかしくて、思わず目を背けながら逃げ出したいような思いだった。

……と、そこへきゅっ、と手が握られる感覚。目を向けるとそこには、私を見つめながらにこやかに頷くめぐるの笑顔があった。


「行こうよ、すみれちゃん」

「……。えぇ、そうね」


 私たちは頷きあい、胸を張って歓喜の輪の中に入っていく。そして皆の中心に来た時に深々と頭を下げると、拍手はいっそう高く響き渡っていった。


「……すみれちゃん」


 そう呼ばれて振り返ると、そこにはジュースの入ったグラスを両手に持つ水無月先輩と神無月先輩が立っていた。

 あの日以来、なんとなく話がしづらくて……事務的な会話を除けば、こうして面と向かうのは久しぶりかもしれない。


「水無月……先輩」

「お疲れ様。色々と……本当にありがとうね」

「……。はい」


 手渡されたグラスを受け取りながら、私は水無月先輩をまっすぐに見つめる。

 この人との関係で完全にぎこちなさがなくなるには、まだしばらく時間がかかるのかもしれない。それでも……。


「(やっぱり私は、この人……ううん、この人たちのことが、好きだ)」


その想いは本心からのものだし、いつまでも変わらないと胸を張って断言できる。だから、どんなに古傷がうずいて、時には悲しさがぶり返すようなことがあったとしても……この人たちといつまでも、ずっとつながっていたい。

そんな想いを乗せて、私は今できる限りの笑顔で水無月先輩たちに応える。……そして意を決すると、次に会った時はお願いしようと思っていた「わがまま」を伝えることにした。


「あのっ、……先輩。もしよければ、めぐると同じように私も……これからは遥先輩、って呼んでも構わないでしょうか?」

「えっ……?」

「みるくちゃんのことは、先輩だけど下の名前で呼んでいますし……その、ご迷惑でしたら今まで通りでも――」

「……。ううん、遥でいいよ。そう呼んでくれるほうが……私は、嬉しいな」

「私のことも、これからは葵と。……改めましてどうか、よろしくお願いいたします」


そう言って、水無月――遥先輩と葵先輩はとても愛らしい微笑みをたたえながら、大きく頷いてくれる。その反応に気恥ずかしさと安堵を感じてつい顔をそらすと、そこには私以上に嬉しそうなめぐるが優しい笑顔を浮かべ、あたたかく見つめてくれていた。


「あれ……? そういえばみる――クルミ先輩は?」

「今日は、スペシャルゲストをお連れしましたから。そのお迎えに少々時間がかかっているようです」

「スペシャルゲスト……あっ、テスラさんとナインさん?」


 すぐにわかった、と言いたげにめぐるは手を叩き、私もおそらくそうだと勝手に合点する。そして、校門側の廊下から予想通りにテスラさんとナインさんが姿を現すのが見えたので、大きく手を振って呼びかけようとした次の瞬間――。


「えっ……?」

「っ――!?」


 そこに見えたものを見て、私は思わずグラスを取り落としそうになってしまう。めぐるに至ってはその目を大きく見開き、今にも涙があふれんばかりに瞳を潤ませていた。


「あ……あぁっ……!」


 銀髪をなびかせながら、「ふたり」はみるくちゃんに誘われて中庭へと歩いてくる。

 でも、私たちはその到着を待っていられなくてほとんど同じタイミングで走り出し、その子たちのもとへと飛び込む勢いで駆け寄っていた――。


「メグル、スミレ……」

「……ただいま」


 出会いがあれば、別れもある。……だけど前を向いて歩き続けていれば、きっとまた巡り合う。

 その間には様々な楽しさがあれば、辛さもあるだろう。挫けそうになって、泣きたい時も……でも諦めず乗り越えていけば、そこには幸せがある。

 多分、それが人生というもの。そう思って私たちは、光と闇の世界の繰り返しの中でこれからも生きてきて……そして、生きていこう。

 困難と試練を乗り越えた先に、必ず希望の光があるものと信じて――。


「おかえり、ヴェイル……ヌイっ……!!」


-FIN-

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