活劇開始!
メイドは、足取り軽く舞うように主の部屋の前に立つ。
その次の瞬間……
衝撃音と共に、壁際まで吹き飛んだ。
「『フォース』では、こんなものか……」
『無茶苦茶するなぁ!書斎を目指すのに、なんで騒ぎを起こすのよ!ばか』
扉がゆっくり開くと、無造作に腕を掲げた青年が悠然といた。
メイドの硝子の瞳は、まだ動く。
その刹那、顔面に容赦ない蹴りで頭を潰された。
ビスクドールの壊れた頭のように見事に砕かれる。
『陶器のゴーレム?
手間のかけ方が狂気掛かってるわ!』
ひと目だけなら、人間と見紛うメイド人形……
歩く芸術品をあっさりとゴミに変える青年。
『あなたは、芸術とか語らないほうがいいわよ』
「え!?何でですか!?」
割りと本気でショックを受けるランスロットにルッフェは思考内で頭を振った。
『それがわからない時点で駄目ということよ……魔力を走査を常駐でかけるわ……ここまで騒ぎになってしまったら、しょうがないわ……
くれぐれも慎重に行きなさい……』
すでに手遅れかも知れないが、ルッフェが言った。
魔女と聖騎士 駄文亭文楽 @Geoconfreak
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