書道と華道が恋愛に深みを与える

コンテスト受賞作ということでワクワクしながら拝読させていただいたところ、さすがは受賞作だけあって、この作品でしか体験できない恋愛の物語になっていました。
タイトルにある華道と書道が心理描写にうまく溶け込んでいて、登場人物たちが恋愛において自分はどうしたいのか、どのように成長したいのかが、そのまま華道と書道に結びついています。
単純に華道、書道をやりながら、別で恋愛の要素が含まれているのとは違っていて、華道、書道=恋愛というところが、とにかくブレずに最後まで丁寧に描かれていて、上手いなあって思いました。
面白い、そしてそれ以上に美しい作品でした。奥深い!

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