21世紀に綴られた「古典」

これはもうれっきとした『源氏物語』のサイドストーリーです。

作者様は源氏物語のさまざまな登場人物のサイドストーリーを書いていらっしゃいますが、今作は源氏物語でも主役級のキャラクターではありません。中には御作で初めて知るキャラクターもいました。

それでもきっとその登場人物はそうだったのだろう、紫式部もそう考えていたんだろう、と思えてならないほどの本家『源氏物語』との違和感のなさです。

素晴らしい作品です。
ぜひシリーズを通してご覧になってください。

そしてお願いです。
運営さん、書籍化してください。
全集にしてください。
21世紀に綴られた「古典」です。