第10話一息

星空占術士オンムルドは書物を整理してその整理した本を王に提出する

「少し一息つこうか」

弟子のムーミアは「先生、お疲れ様です」

彼は山のような資料を私の机の上に置くと「物語を整理しときました」

「冒険者ウィルの迷宮潜り」

「天候騎士レオナルドの休息」

「ダビデと義勇軍たち」

ムーミアは「三つ整理しましたよ」

星空占術士オンムルドは「仕事が速いの~読む前に王に確認せねば」

ムーミアは「了解しました」と言って私を見送るのであった。


長い廊下を歩くと異端審問院長ファルローゼが「オンムルド今日も狂言を王に吹き込むのか」

オンムルド「人聞きが悪い私は史実を述べこの国を導く使命がある」

ファルローゼ「ふん、せいぜい足を引っ張らないことだな」

王の間に入ると騎士たちが並んでいた

私は王座までせっせと歩き王に進言するのであった。

オンムルド「王よ読んでいただけましたかな」

王は「ああだがまだわからんことが山ほどある我が祖先は何故このような覇道を歩んだのかがわからぬ」

オンムルドは「資料を用意しました。答えはきっと歴史の中にあります」

三冊の本を渡し終えると王はこの三冊から一冊選び本を読むことにした。

王は「読むのは好きだがこうも資料が多いと気がめいるわ」

「さて本の続きを読む前にわしの飛空挺でも見に行くか」

王は飛空挺オルガノンの整備に行く

整備師は「オルガノンは万全ですよ王様」

王は「そうかそうかいつ見ても見惚れるな」

「よし今日は空を飛びたい気分だちょっと息抜きにドライブしよう」

「騎士たちよついてまいれ」

騎士たちは「はっはあー」と王に付いて行く

王城から飛空挺が飛び立つのであった。

王「今日の我が国の空は快晴、北のアレストリアへ向かうか」

飛空挺でビューット向かうと一面銀色の世界が、見渡す限り雪で、軍事国ゴルザーベの跡があった。

王は「我が祖先が滅ぼしたとした国かオンムルドに聞かないと詳しいことはわからないな」

「ここの風は寒い風邪を引く前に帰ろう」


今オンムルドは書間でくつろいでいた。お茶を飲みながら自分が書いた本の書庫を眺めながらニヤニヤしている。

弟子のムーミアもお菓子を食べている

漫画と言う本を読みながらケタケタ笑い、休息の時間を楽しむのであった。


騎士たちが騒がしいので外を見てみると飛空挺オルガノンが帰って来る

オンムルドは「やれやれ王はまた散歩をたまには息抜きも良いか」

王は「さてと本を読むのを再開する」と言い三冊の本から一冊を抜いた

その本の題名は「ダビデと義勇軍」だ


物語は始まる


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のどかな農村 妄想発明家サカモ @kazuma01

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