第3話 硝煙はチョコの香りと共に 前編


「ママー!」


『私はママではない! ええい! 何度言ったらわかるのだ!』


「まーまぁー!」


『ジョン、何とかしてくれ!!!』


心底困った様な、堪らない、と言った様子で子供たちを潰さないように機体を身じろぎさせたマッドマーダーはジョンへと大声で呼びかけた。よじよじとマッドマーダーの頭へと器用によじ登った子供たちはその柔らかい手でぺちぺちと頭の側面を叩く。


「ママー! 遊んでー!」


『ああ! やめたまえ! そんなに叩いてはきみたちの手に傷がついてしまう!』


悲鳴の様に叫んだマッドマーダーは何とかしてくれ、と先ほどの言葉を復唱し、ジョンへと再び呼びかけた。

 肝心のジョンは何をしているのかと言えば、冷たく無機質な金属の床の上に大の字になってマッドマーダーの言葉が聞こえていないのかその筋肉隆々とした腹筋を出し、熊の様にいびきをかきながら寝ていた。


――まるで頼りにならない、とマッドマーダーは肩を落とす。


 今、マッドマーダーが腰を落とし休んでいるこの場所はかつて正規軍が使用していたのであろう無人となった格納庫ガレージだった。

 

 薄暗く、草が所々に生い茂り、自然と赤錆に浸食され、途切れた配線丸出しのその場所は未だに電気が通っているのか僅かに光る蛍光灯と割れた窓から差し込む日の光だけでその姿を現していた。

ジョンが言っていた安全な場所とはこの歴史と人に置いて行かれた寂れた格納庫ガレージのことだったのだ。


ぴらぴら。

マッドマーダーの両足に括り付けられた紐についている洗濯物と薄手の毛布がそよ風に揺れる。その中には赤子の布おむつも混じっているのだから何とも言えない。洗濯をしたのはジョンだが乾かしているのは太陽光とマッドマーダーだ。

 ちゃんと乾いただろうか、と彼は排熱部から温風を出すのをやめ、湿度センサーを無駄に活用して衣類の状態を確かめる。

 

『ふむ、ちゃんと乾いているな。これでおむつのストックは問題ないという訳だ』


ちょい、と破かないように気を付けて小さな小さな布おむつを指先でつまんで胸部にあるコックピットの中に放り込んだ。

 同じような要領で他の洗濯物をポイポイと取り込んでいきながら、骨格フレームだけのサブアームを肩部から展開して液晶タブレットを掴ませ、未だに頭を叩いている子供たちの方に向ける。


『きみたちは暫くこの教育番組でも見ていてくれたまえ。えーっと、たしか“おとうさんといっしょ!”だったか? うむ。そんな感じの名前の番組だったはずだ』


過去ログや番組表をネットワークから検索すればもっとちゃんとした番組名が解るのだろうが今は洗濯物を取り入れることとタブレットで衛星放送を傍受することにOSのリソースを割いているためにそこまでする必要性を彼は感じなかった。


『ふむ、これで全てだな』


ぱちん、と洗濯を干すための紐と化していた強化ワイヤーを脚のフックから外し、器用に格納スペースに巻き取りながら収納した。

 対アイアンヘッドにおいては相手を拘束することのできるほどの頑丈なワイヤーがこうして物干しの紐と化しているのには装備の無駄遣いというかなんというか、金の無い傭兵や正規軍のアイアンヘッド乗りからするとなんてもったいない使い方をしているんだと怒られてしまいそうだがそんな人間の気持ちを彼は理解できなかった。

 使えるものを使って何が悪いのだろう、と疑問を覚える彼は彼でパイロットとよく性格が似ているのに気付いていない。


洗濯物の入ったコックピットを閉め、マッドマーダーは訊こうと思って今まで聞くことができていなかったある重要なことを訊くためにバイザーアイの中身をギョロリと動かして子供たちを見た。


『さて、私はきみたちの名をまだ聞いてはいなかったね。名前は何というんだい?』


「わたしはニーナ。こっちは、アーサー」


りん、と澄んだ鈴を転がすような声で少女はそう告げる。


 赤銅を思わせる赤色がかった栗毛と翡翠色の瞳。鼻は高く、頬に子供特有の赤みをさしたその肌は陶磁器の様に艶めいていて、それでいて土埃に塗れている。きっと風呂に入れば綺麗になって可愛さが引き立つだろう容姿は幼いながらも野に咲く花の様に可憐だった。


 そしてニーナの横に座り無心で画面に齧りつくように教育番組を見ている子供―ニーナの言った名前からして男の子だろう―はアーサーというらしい。

 麦の稲穂を連想させる黄金の髪は短く切りそろえられ、ニナと同じ翡翠色の瞳は丸くどんぐりの様にコロコロとしていた。頬には赤みと共にそばかすがくっついており、鼻の頭にぽんと貼られた絆創膏がチャームポイントだと象徴するように輝いている。


――じっくり見て彼が分かったことは、不衛生。

二人とも酷く泥だらけで土にまみれた服を着ているということだけだった。


『きみがニーナで、彼がアーサーだな?』


確認するためにマッドマーダーは名前を復唱しながら眼を動かす。


「そうよ。でもこの子は…この子には、まだ名前が無いの」


――だからママがなまえをつけて。

赤子を背負った少女――否、ニーナは赤子を指さしてマッドマーダーにそう言った。


『――この子の、名前?』


マッドマーダーは驚きにそのカメラアイをころんと転がした。


「ええ。この子の名前をママか……非常に不本意だけどそこでお腹を出してお行儀悪く寝ているおじ様につけてほしいの。この子には、名前が無いから」


『おじ様――ジョンの事か。それはいいのだが、その……きみたちの親は? その赤子の親がいるならば、こんなどこぞの者とは分からない機械よりも親につけてもらった方が良いだろう?』


「いないわ。もう、いないのよ」


顔を歪ませながらそう答えたニーナは年齢に不相応なほど大人びた雰囲気を纏っていた。四、五歳ほどの子供にしては大人びすぎている。

 思い返せばアーサーがジョンを見て泣いていた時も、彼女は瞳を潤ませることも怯えることも無かった。ただひたすら、むっつりと口を固く結んで何かに耐え忍ぶかのように表情を硬くしていた。


『いない、とは……』


まさか死んでしまったのか。訊くのを憚られ、言葉を濁す。

 もし親が死んでいるというのなら、孤児という扱いになりジョンが適当な正規軍や国が経営している孤児院に突っ込んで終わり。またマッドマーダーとジョンにはいつも通りの生活が戻ってくる。


そうなればきっとジョンは喜ぶだろう。お荷物がさっさと消えてくれて助かった、と。


しかし彼女の口から聞かされたのは親の死を悲しむ言葉ではなかった。


「わたしたちの『お父様』はもういないわ。逃げて来たの。あの“悪魔”の元から。ママなら、きっと助けてくれるって思ったから」


『――?』


「そうね。分かりやすく言えば、」




――『お父様』にてられたのよ、わたしたち。





ぞっとするような低い声でニーナは嗤いながらそう言った。

 捨てられた? 棄てられた? マッドマーダーはネットワークから情報を引っ張り出す。曰く、人間は子供を捨てることがあるらしい。曰く、捨てられた子供は鉱山で働くかストリートチルドレンになるしかないという。曰く……

引っ張り出した情報を閲覧し、マッドマーダーは老婆心ろうばしんならぬAI心エーアイしんで憤る。


――世の中には子を捨てる親がいるというのか!

ぷりぷりと怒りながら排熱部から鼻息の様に発電機構ジェネレーターの余熱を吐き出した彼は相棒であるジョンが捨て子だったという過去を知らない。


科学が発達し、どれだけ国や軍が法を定めようとも捨て子はなくならなかった。寧ろ惑星単位で小競り合いが起こっている現在、違法に連れてこられた労働者が望まぬ子を産んでしまった後に捨てたり、貧困の為に子供を育てられなくなった親が子供を捨てることなど日常茶飯事であるのだ。


 今までマッドマーダーは格納庫ガレージと戦場しか知らず、街になど出たことはなかったし子供と触れ合う機会などもほとんどなかった。よくて工場見学ならぬ格納庫ガレージ見学に来た整備課の訓練生ビジタークラスや子連れの傭兵が来た時ぐらいだ。


なまじっか紳士的な人格を形成している為に、今まで知らなかったとはいえこのようなことを行う親がいると知ってしまったマッドマーダーはAIらしからぬ感情の起伏を見せながらも頭を冷やすべきだ、と機械的に判断して冷却装置ラジエーターの冷却機能を作動させた。


『状況は分かった』


ぷしゅう、と真空パックを開けた時のような気の抜ける音を出しながら排熱部から今度は生ぬるい空気を吐き出した。マッドマーダーはこれで少しは落ちつけたような気がする。


「でも、わたしが何なのか気になるんでしょう? ママ」


『む……』


うっそりと、子供らしからぬ妖艶な笑みを浮かべながらニーナが迫る。赤子を背負いながら。


「――わたし、これでも14歳なのよ」


『!!?』


口を弧の形にしてニーナは嗤う。

対するマッドマーダーは驚きに思考回路が文字通り凍結フリーズしていた。


「わたしをこんな身体にしたのは『お父様』よ。なんでも、アイアンヘッドに乗る為の最適解がこの姿なんですって」


『きっ、きみたちのお父上が、か?』


「ええ、そうよ。ねぇママ、ママはザード・テクニカのパーツは使ってるわよね?」


――ザード・テクニカ

アイアンヘッドのパーツを主力商品メインに取り扱っている、業界でも有数の企業だ。特に耐熱装甲アンチヒートアーマーの技術に優れ、独特の流線形の美しい形状フォルムは多くのアイアンヘッド乗りを魅了し愛好家を出している。

 ジョンは見た目ではなくその耐久度と性能にほれ込み、マッドマーダーが一番よく熱系統の攻撃を受けるであろう右足のフレームの一部をザード・テクニカ製の物に変えている。


『あぁ…フレームの一部に使用しているが、それと父上の話と何の関係があるのだ?』


H031-JUDECA耐熱脚部装甲ね。随分と手が入っているけれど――それ、『お父様』が考案したやつよ」


『なんと』


ぴしゃんと落雷を受けたかのように再び驚きが走る。


「『お父様』はお母様よりも子供わたしたちよりもアイアンヘッドを愛していたわ。それこそ、血のつながっている実の子供を実験に使うくらいにはね」


だから逃げて来たの。とニーナはその可憐な顔をくしゃりと顰めた。


「どうせ役立たずなんていらないってせいせいしてるはずよ。あの男はそういう人だもの。大事なのは研究結果と実績だけ、なんて…悲しいと思わないかしら?」


明らかに話を逸らしたニーナは顔を顰めたままそっとマッドマーダーの頬に当たる部分に優しく手を這わせた。


「逃げる途中で会社のパソコンをハッキングして頼れそうな人を探したわ……でも、駄目だった。どの傭兵ひとも弱い。弱すぎるの。探して探して、たまたま目に留まったのがママとあのおじ様の情報データよ…」


這わせた手を追うようにしてニーナはマッドマーダーに頬ずりする。


「冷たい…けど、温かい。私はそんな人を求めていたの。――最初は誰だって良かったわ。弟たちを守ってくれるなら、それで」


『……そうか』


「だからママやおじ様を巻き込んでしまってごめんなさい。きっと、いっぱい来るわ」


『な――』

くせえッ!!!」


なにが、と訊く前にマッドマーダーの足元で寝ていたジョンが突如ガバリと起き上がり、叫んだ。


『どうしたんだねジョン…――む、熱源反応?』


それとほぼ同時くらいにマッドマーダーのレーダーも複数の熱源を感知した。待機中であるためにレーダーを広域型の物に変えていたことが功を奏したらしい。赤子を背負うニーナとアーサーを落とさないように立ち上がると穴の開いた天井から外の鬱蒼とした密林を眺めた。


『――煙、それも火事か何かのたぐいのものか』


「ああ、臭え。臭えんだよマーダー!」


数㎞ほど離れた地点にもくもくと立ち上がる煙を目視したマッドマーダーは頷く。が、その横でジョンがイラつきを抑えられない、と言った風に臭い臭いと連呼していた。


「ガキどもにコックピットに乗るよう言え!」


『いきなりどうしたのだね?』


「この臭いは間違いない。“アイツ”が来るぞ!!! ほら、乗せろ!」


『あぁ……そういうことか。分かった』


“アイツ”に心当たりがあるマッドマーダーは顔を顰めたジョンの言うとおりに子供たちをコックピットに入れ、ジョンも飛び込む様にコックピットに入ったことを確認すると立ち上がった。が、


「わっ、ぷ!!? せめぇ! 前が見えねえ! 洗濯物が邪魔だ!」


コックピットには鮨詰すしづめの様に子供とジョンが入っている為に視界最悪操作性最悪の状態になっていた。


「大丈夫? おじ様」


「あたぼうよ! …ってお前喋れたのかよ!!」


「あら、心外ね」


ツン、とマッドマーダーと話していた時とは違う冷ややかな声色でニーナはジョンへと不快感を隠さずに言い放った。


「今はそんなこと言ってる場合じゃねえんだった! 一刻も早くここから逃げるぞ! じゃねえと……」


ゴゴン…、と地響きのような音が振動と共に格納庫ガレージを揺らせ、埃や木の葉を落とさせた。その振動と音を聞き、ジョンの顔色は悪くなる。


「ああ不味い、結構近くでドンパチやってやがる」


『回避できる可能性は0.0000012%だと演算機能が結果を打ちだしたがどうするかね?』


「それほぼ回避不能なやつだな。ここまでくれば呪いか何かかって思いたくなるぜほんと……」


二人の会話をニーナとアーサー、そして赤子の三人は黙って聞いていた。三人―正確には二人―はジョンの座る操縦席の背もたれとコックピットの僅かな隙間に身体を埋める様にして収まっているがシートベルトも何もない状況。辛うじて洗濯物がクッション代わりになっている程度で、それでも全力でマッドマーダーが動けば到底耐えきれるものではない。


「はぁあ…なんでこんな時に来るのかねぇ……」


がしゃん、と物陰から機体を外に向けたジョンの視線の先には、密林を進行する皆同じような段ボールで作ったロボットの様な姿をした通常二足歩行型のアイアンヘッドと一機だけ白い、段ボールとは明らかに造形の違うアイアンヘッドが空中に停滞しながら何かを探す様に辺りを見回していた。


――そのアイアンヘッドは戦闘機の様な特徴を持っていた。

背中には戦闘機を模したと思われる巨大な専用のバックパックとブースターが付いており、脚にも大量のブースターがくっついている、一目で空中戦特化だと分かる機体だった。

 それでいて脚はほぼブースターしかないのか異様に短く、『脚部にブースターがついている』のではなく『ブースターに飾り程度の脚部がついている』と表現しても間違いはなかった。


鳥の羽の様な腕も長砲身のガトリングガンと同化しており、そのガトリングから伸びた弾帯アーミネーションベルトは腰部へと伸びているのがはっきりとわかった。もはやこれでは腕ではなく『武器腕アームズ・アーム』だ。


周辺のアイアンヘッドを統率していると思わしきその軽さのみを求めた様な隊長機の戦闘機を模したブースターの羽にはあるエンブレムが彫り込まれていた。


「あー…正規軍のエンブレム……“鳩”…間違いねえわ。アイツだ」


真っ赤な色で大きくRGと書かれた文字に狼のマーク。それは惑星をまたにかける、人類共通の治安維持行政機関――通称・正規軍の物だった。


そして、かつてジョンが入ろうとして入れなかった軍のエンブレムを刻んだ白い機体はジョンにとって因縁染みた関係を持つ機体だった。


『――おっきな紅い左腕、特徴的なツインアイに見せかけたバイザーアイ! そして重量過多!!!』


ご主人様マスター、見つけましたよ! このフラッパーちゃんが、愛しのジョンさんとマッドマーダーさんを!!!』


「―――んぁあああああ!!! 会いたかったぞジョンんんんんんんん!!!!」


「ぁああああああ!!!! 見つかったぁあああ!!!」


その声は、ジョンが今一番――否、人生の中で一番聞きたくない男の声だった。

良く通るバリトンボイスが密林に響き渡り、フラッパーと名乗った機体がぎゅるんと方向転換してマッドマーダーへと急加速し迫ってくる。


「愛しあおうぅ! 我が友――いや、生涯の好敵手ライバルよぉおおおおっ!!!」


「ガチムチ半裸パンツゲイ野郎はお帰りあそばしくださいませぇええええええええええッ!!!!」


マッドマーダーの容赦ない拳が細身のプラッパーへと風を切り裂いて迫る。

フラッパーのパイロットは流れるような金糸の髪をたなびかせ、笑って操縦桿を真横に倒した。


「甘いぞジョォオオオオンッ!!! 私に対する愛とはそんなに軽い物なのか!!?」


残像だ、と言わんばかりにフラッパーの姿がぶれ、瞬時に拳の軌道から離れた場所に姿を見せる。


『マッドマーダーさん、フラッパーちゃんにもっと愛の鞭を♡』


『……敵ではない以上、私はあまり傷つけたくはないのだがな』


『きゃっ、そんなマッドマーダーさんも素敵ですぅ!』


照れたように体をくねらせるフラッパーには傷一つついていなかった。

ブースターを勢いよく点火させ、機体の軽さを利用して瞬間移動の如くパンチを避けたのだ。


「どうだ? 前より磨きがかかった私の速さあいじょうは! さあ、もっと私と愛し合おうじゃないか!」


「――勘弁してくれよ……」


ジョンが呻くのには理由があった。

フラッパーのパイロットである男は何を隠そうコックピットの中で半裸になっている――というのは語弊があり半裸ではなくブーメランパンツのみの格好で操縦桿を握っているのだ。


もはや全裸。

筋肉隆々な男がブーメランパンツのみの着用とはこれいかに。


甘いマスクで女性を魅了するような碧眼を持つ男が、ほぼ全裸でコックピットに乗り、男相手に愛の言葉を叫びまくり、機体の『AGiAI』はドMという何とも変態な組み合わせ。部下からの人望は厚いようだがこうもジョンにご執心となれば話は別だ。


「さぁ! さあ! 私にきみの愛をもっと感じさせてくれ!!!」


「っざけんなボケ気持ち悪いんだよくそがあああああああ!!!!」



――くたばれストーカーホモ野郎! とジョンが叫ぶのはこれで通算50回目になったのだった。

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Childrearing of steel DINGO‐SPINE @DINGO-SPINE

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