「こういうの読みたかったんだよ!」と思わず唸ってしまうほど私の琴線に触れました。
「こういのの書きたいんだよ!」という作者様からの熱い想いもひしひしと感じる作品でした。
現世ではゲリラ兵だった少女が異世界で武装戦闘メイド(ゴーレム)へと転生、というだけでも既に面白いのに、バトルがまた面白い。
魔法で戦う異世界人を、狙撃銃で撃ち落とし爆薬で吹っ飛ばす。シュワちゃんバリのワンマンアーミーっぷり。
しかし無双系ではなく、むしろ敵が途方もなく強いのもグッド。
我々の常識を覆す能力を持った敵を、どのような戦法で倒すのか見物です。
それらの設定を活かすための、世界観の構築も非常にしっかりとされていたのが更に好印象でした。
巧みな文章で綴られる異世界の社会。軋轢。葛藤。
多くの点で非常に高水準な作品だと思いました。
とにかく、好きな人はドハマりすること間違いなしです。
是非ご一読を。