ゲームボーイミーツガール 再び

 ゲーミングPCを起動してヘッドホンを装着する。

 それで僕は高梨からTAKAに変わる。

 画面にはマッチングを待つ僕の分身がいた。

 黒いローブを身に纏った宣教師は無骨な拳銃を服の隙間から覗かせる。



 ヒーローレジェンディア



 そう呼ばれる4対4の対戦ゲームは日本海外を問わず静かな人気を持っていた。

 もちろん他の有名なFPSと呼ばれるジャンルの対戦ゲームに比べれば知名度は低い。僕以外はイカだったりチャンピオンだったり別のキャラクターを操作して対戦するゲームばかりやってる。同じヒーローでもレジェンディアよりもメジャーなゲームが出てきて押され気味だ。


 だがかつてのような寂しさを感じることは少なくなった。

 それはひとえにネットワーク環境の発展により世界中のプレイヤーと出会うことができるようになったからだろう。

 僕はゲームマッチングを済ますとともに、配信環境をONにする。


 現代のゲームは発達しており、こうしてボタン一つでライブ配信を送り、世界中の人物と同じゲームを通じてやり取りをすることができる。

 その距離は何千キロ、何万キロと離れていても関係ない。

 僕は決して有名配信者ではないし、ましてやプロゲーマーでもないが、このマイナーゲームを配信しているゲーマーは数少ないことから、それなりにコメントがつく。


 子供の頃のような誰も知らないゲームを誰にも知られずに淡々とやって、一人で喜ぶなんてことはなくなった。

 ゲームを取り囲むキーワードが『コミュニケーション』になったのは何時からだろう。

 いや、もしかして最初からだったのかもしれない。

 でもそのコミュニケーションの射程は大分異なったものになっている。

 孤独を感じなくなった代わりに、寂しさを感じないというと嘘であった。



 ☆



「この前親戚の子供にレースゲームを買ってやったんだよ。そしたら皆でプレイすることができなくてよ。何か変わっちゃったなと思ったよ」


 会社の同僚がそんなことをボヤいていた。

 確かに僕みたいなゲーム三昧の大人にはわからないことだったが、確かにそうなのかもしれない。

 ネットワークを経由した見知らぬ人との対戦はできるようになったが、代わりに身近な人との近い距離での対戦ができるゲームが減った気がする。


「4人プレイとかもうできないんだよな。つまんねー」

「まあ、子供向きじゃなくなったかもね」


 いや、子供は順応していくだろう。

 変わったのは純粋に世界の有り様で、変わってないのは少年期を10年ほど前に置き忘れてしまった僕らなのだ。

 通信対戦というのは遠い彼方の人物とやることであり、15cmなんて距離の通信はもう存在していないのだ。

 ……15cm。

 なんだその数字は?


「そういや高梨、お前来週の合コンどうするよ?」

「あー行くわ。行くよ、僕もそろそろ彼女作らんよアレだし」


 僕はそう言って同僚に答える。

 僕は今年で25歳だ。

 仕事も3年目でそろそろ慣れてきた頃合いである。

 彼女は今のところいないが今年で四捨五入のアラサーだし、そろそろ見つけておいたほうがいいのかもしれない。


 誰か。

 誰か、と……?


「なんか知らない人と会うのって緊張すんなー」

「大丈夫だろ。そんなん今の世の中あたりまえじゃ」


 僕らの距離はどこまでも広がっていって、可能であればどこにだっていける。誰にだって会える。

 距離という断絶が失われて久しいが、見果てぬ誰かと出会うことが本当に正しいのか?

 15cm。

 ……15cm?

 なんだその数字は。


 僕は一体何を忘れているんだろう。



 ☆



 ゲーム実況というジャンルがあるのを最近知った。

 どうやらゲームを録画して、声を加えて動画にするというもので、僕のやっているゲーム配信と似たようなものであった。

 調べてみるとそれなりに数は豊富だし、ほとんどのゲームに実況付きのものが存在していた。

 僕の遊んでいるヒーローレジェンディアに関しても、各ステージごとの攻略法やキャラクターごとのオススメ立ち回り、

 また上記とは別に単純に録画しただけの簡単な動画まで多種多様に存在していた。


「へーいろいろあるんだな」


 試しに子供の頃に遊んだゲームソフトも検索をかけてみたところ、それなりにヒットした。

 有名どころはもちろんそうであるが、マイナーなゲームに関しても大体は存在しており、僕が知らないだけで日本には同じゲームを幼少期に遊んだファンが大勢いるんだなと思った。


「そういや、あのゲームなんだっけな……」


 それは子供の頃にハマったゲームだった。

 皆がポケ○ンとかメダ○ットとかやっている中で一人で淡々と続けていたゲーム。

 いや、一人じゃなかった。女の子とやっていたゲーム。公園でしか、話さなかった女の子とやっていたゲーム。


 ……ヒーローモンスターだ。


 僕は検索のテキストフォームに「ヒーローモンスター 実況」と入力する。

 正直いって件数は他のゲームに比べて非常に少なかった。

 マイナーゲームということもそうであるし、そもそもゲームボーイのゲームを録画するのが難しいのだろう。

 エミュレータを用いたTAS動画と再生数の少ない実況動画が一本あるだけだった。



 ヒーローモンスターを実況プレイ



 シリーズ物でもなく動画は単発ものだったが、僕は何気なく動画を再生した。

 中では懐かしのモンスターたちが戦闘を繰り広げていた。


「うわ、久しぶりに見たな」


 実況者は女性のようで声は小さくて聞き取りにくいが、どうやら子供の頃にプレイしたことがあるらしい。

 確かに戦闘は手慣れた様子でゲームの最初からではなく、続きからではじめている。

 どうせだったら「はじめから」でプレイすればいいのに。

 そう思いながら実況者がセーブをしようとすると、ヒーローモンスターの主人公の名前が表示された。



 サキ



 動画を一時停止した。

 僕は手を口元に当てて、じっと画面を見つめた。

 ……偶然かもしれない。

 あり得ない話ではなかった。世界中にはいろんな人がいて僕たち以外にもヒーローモンスターをプレイしていた人間は大勢いる。

 そんな中でも子供の頃にサキと名前をつけてプレイしていた人間はどこにでもいるはずだ。


「……本当にそうか?」


 僕は実況者の他の動画を確認することにした。

 ヒーローモンスターの投稿日は2年ほど前の動画であり、その後も再生数が少ないながらもコンスタントに投稿を続けていたらしい。

 そのほとんどがゲームボーイやゲームボーイカラーのレトロゲームであり、コアなファンがコメントなどもしてくれていた。

 僕は投稿動画の一覧を、最新順にソートして結果を見る。


 一番新しいのは……半年前か。

 どうやら諸事情により動画投稿をやめてしまったらしい。

 「動画投稿休止のお知らせ」と書かれた動画を開くと、5分ほどの短い動画の中で女性が喋りはじめた。



 えー、このたびは動画の投稿のほうを一時休止したいと思います。


 理由はいろいろとあるのですが……。


 このたび僭越ながら結婚することになりまして。


 恥ずかしながら子供を授かることになり……。



 僕は動画を閉じた。

 開いていたブラウザを全部閉じて、パソコンをシャットダウンした。

 起動中のアプリが警告メッセージを出してきたが無視してパソコンのボタンをOFFにした。

 押してもなかなか反応しなかったので乱暴に電源を抜いた。

 もしかしたら壊れたかもしれない。

 そう思ったがもう僕にはどうでもいいことだった。


 椅子から立ち上がり、ベッドに寝っ転がる。

 虚空を何秒か見つめた後、僕は起きて散歩に出かけた。


 日曜日の夕方であり太陽が赤く世界を染めていた。


 よくこんな日に遊んだっけか。


 僕は子供の頃によく行った公園に行きたくなった。

 しかし今の僕は上京しており一人暮らしをはじめていた。

 実家までは電車で二時間はかかる。

 行けなくない距離ではなかったが、行こうとは思わなかった。


 ネットワークの発展で距離が関係なくなった?

 ……笑わせるな。


 僕は15cmの距離さえも掴み取れなかったこの世界に終焉を感じていた。



 ☆



 ゲームの良いところは失敗してもロードしてやり直せる点だ、って話がある。

 僕はこれを現実を否定した絶望としてではなく、希望として捉えたい。

 ゲームでできることは、現実でもできる。

 もちろん限界はあるだろうが、元来空想とは現実を否定するのではなくその可能性を押し広げるためにあったはすだ。

 やり直せないなんて僕は許さない。


 復活して、やり直そう。

 まだプレイ時間は残っているのだから。

 戦うことができると信じたい。



 ☆



 人間の身体っていうのは凄い。

 それなりのショックがあったはずなのに僕は仕事をこなしてるし、普通の生活を送っている。

 そして一日、一週間、半月と経つうちに僕の身体は例の件を受け入れつつあった。


 と同時に、僕はある種の試みをしたくなった。

 ヒーローモンスター2の実況動画をとるのだ。

 僕は過去のことを完全に思い出していた。


 遠藤早紀さんという女の子と毎日ヒーローモンスターで遊んでいたこと。

 小学校の途中で遠藤早紀さんが転校になって、バラバラになってしまったこと。

 最初は連絡を取り合っていたが、僕の家族も引っ越してしまい、その過程で連絡が取れなくなったこと。

 やがて中学校にあがり、徐々に遠藤さんのことを忘れていってしまったこと。


 小学校の時の僕は結局ヒーローモンスター2をやらなかった。


 それは何となく、遠藤さんともう一度再開したらやろうと心に決めていたからだ。

 

 だから手紙で話すのももっぱらヒーローモンスター1の話であり、2の話はお互いに全然しなかった。

 いつか会ったら、お互いに通信交換をしよう。

 明言はしなかったが、二人してそう何となく心に決めていた。


 そして今。

 僕は十数年の年月を経て、改めてゲームボーイを取り出す。

 土日休みを使って実家に帰った僕は、懐かしのゲームボーイとヒーローモンスター、それにヒーローモンスター2を取り出した。

 2はカラー対応版だがゲームボーイで動くのか?

 不安だったがまとめて家に持って帰ることにした。


 だが、そもそもその心配自体が無駄であった。

 ちゃんと調べたところ、ゲームボーイのソフトを録画するには、ゲームキューブが必要らしい。


 何を言ってるか分からないと思うが、ゲームキューブにどうやらゲームボーイのソフトをTVで遊ぶための付属品が存在しているらしく、

 それを使用することでようやくPCにゲームボーイの画面を録画することができるらしい。


 なんて面倒なんだ。

 さらにゲームをPCで録画するための専用のケーブルも買う必要があるらしく、結局僕は手痛い出費をしつつも一週間かけて必要な機材を揃えることになった。


「さてようやく準備完了だ」


 僕はヒーローモンスター2のゲーム画面を起動する。

 ピコーンという懐かしい音が響いて、PC上にヒーローモンスター2の映像が出力される。

 さあ、はじめよう。


 僕はマイクを通じて、まずは簡単な説明を行った。


 このゲームは僕が子供の頃に買ったがやらなかったゲームだと。

 僕はヒーローモンスター好きであり、毎日のように遊んでいたゲームだと。

 当時、僕の他にヒーローモンスターを遊んでいる子がいて、その子と毎日遊んでいたこと。

 楽しかったこと。

 本当に楽しくて大人になってもゲームを続けていたのはおそらくあの時の感動があったからだと。


 そして、その子と一緒にヒーローモンスター2をやりたかったこと。


 僕はその子のことが……好きだったこと。


 ……僕は喋るか迷ったが、言った。言ってしまった。

 迷惑だろうな、とか。いい年した大人が何やってるんだろうな、とか。色々思ったけど言ってしまった。

 そして僕はヒーローモンスター2の実況を開始した。

 ゲーム自体はレトロゲーということもあり、古さはあったが、カラー版になったことでキャラクター達に驚き、また1にはなかった新しい仕様が続々と登場しており、ただただ純粋に楽しいゲームであった。


 ある程度進めたところで僕はゲームを一旦やめて、投稿準備にかかることにした。


 これまた投稿可能な形式に動画を変えることで僕は散々苦労するのだが、そこはどうにかこなして投稿を終えた。

 ヒーローモンスター2の動画は1よりもさらに少なく、TAS動画が投稿されてるだけで実況も存在していなかった。


 …………見てくれるだろうか。


 それは分からない。

 僕はそれでも何か一つやり遂げたような気持ちになった。

 それは本当の意味で自己満足の行為であった。きっと彼女にとっては迷惑な行為かもしれない。迷惑な行為だろう。

 十数年も前の男から好きだったと動画で告白されるのだ。

 同窓会で思い出ばなしのように言うのとはまた違った気持ち悪さがある。


「あぁ~~~~~~~……!」


 投稿した後、そんな風に思いながら布団でジタバタと両足を動かすのだった。



 ☆



 投稿してから一週間ほど経ったある日だった。

 僕のTwitterアカウントに個人宛のメッセージが届いていた。

 中を覗くと次のようなことが書かれていた。



 ヒーローモンスター2の動画を見ました。

 私も昔、ヒーローモンスター2を一緒にやろうと約束した男の子がいました。

 その後私は福岡に転校してしまい、彼とは会えずじまいでしたが、もしできたらもう一度彼と会いたいと思っています。

 もしよろしければ当時の状況の詳細などを教えていただくことはできますか?

 お返事いただけたら幸いです。


 僕は考えた。

 もしこれが有名実況者に宛てた連絡であれば、イタズラの可能性が高い。

 だが、僕は有名人ではないし、僕に対してこうして直接イタズラをしかけるメリットもない。

 そしてメッセージの最後にはこんな風に書かれていた。


 追伸

 私もヒーローモンスターの動画を投稿しています。

 もしよければ拝見してください。


 ……なるほど。

 これは、本当だ。

 本当だろう。


 もしメッセージの送り主が嘘であるならば、わざわざ動画投稿者であることを名乗る必要はない。

 むしろ嘘が露呈しやすくなるだけだ。

 だとしたら、何故こんな情報を載っける。

 ……本当だからだ。

 


「…………あー」



 僕は仕事中にこのメッセージを見て、その日はさすがに仕事が手につかなくなった。

 家に帰ってあらためて、メッセージを見返す。


「会いたいって書いてあるよな」


 会いたい、か。

 ……確かに気持ちは分からなくはない。

 だが複雑だった。

 もちろん、こうなることを期待して動画を投稿した。

 だが気持ちは複雑だった。


「普通に、友達として、会えばいいのか」


 向こうは結婚して子供もいる。

 二十代半ばであればそれも当然だろう。

 僕の中学の同級生だって何人も結婚して子供を授かっている。


 面倒臭いのは僕の方だけだ。


「………………動画、見返すか」


 彼女のメッセージに書かれていたURLを僕はクリックする。

 もともとの始まりはこの動画がきっかけだったのだ。

 今更見ても仕方ないが――――。



「……あれ?」



 僕は最初、URLを貼り間違えたのかなと思った。

 だがこんなに丁寧なメッセージを送ってきて間違えることもあるまい。

 僕は送り主のTwitterアカウントを確認した。

 

 …………おいおい。


 僕は彼女のアカウントから投稿している動画の一覧を見た。

 そこではエミュレーターを使用して最速の動きでヒーローモンスター達がアジト全滅を目指す動画がずらーっと並んでいた。



  Tool-Assisted Speedrun (ツール・アシステッド・スーパープレイ)


 

 いわゆるTASと呼ばれる動画の数々が彼女の投稿一覧には埋まっていた。



 ☆



 僕はいま熊本行きの飛行機に乗っていた。

 ゲームボーイが荷物検査で引っかかった時はどうしようかと焦ったが、無事に乗ることができて何よりだ。

 

 あれから僕はTAS動画の投稿者と連絡を取り合い、意気投合した。


 彼女はIT系の専門学校に入り、今は熊本県の小さな会社で働いている。

 給与は少ないがその分時間は余っており、その余暇をTAS動画作成に当てているそうだ。



 ヒーローモンスターは子供の頃にお父さんから買ってもらったゲームで小さい頃ずっと一人で遊んでいたらしい。

 いや、正確には途中から一緒に遊んでいた子がいたそうだ。

 

 もともと公園で淡々とゲームをし続けていた自分に話しかけてきてくれた少年がいた。

 彼は本当は他の子供たちの輪の中に加わりたかっただろうに、私と一緒にゲームで遊んでくれた。

 凄く楽しかった。


 ゲームは一人でやるものだけど、二人でやっても楽しいんだと、初めて知った。

 彼の持ってきた通信ケーブルは15cmほどしかなくて短かったけど、何だかゲーム機同士が必死に通信しあっているのが愛おしくて替えることができなかった。


 私は途中で福岡に転校してしまったけれど、彼のことは時折思い出していた。


 私に新しいゲームの楽しさを教えてくれた男の子。

 優しい公園のゲーム仲間。

 

 ゲームを極限まで知りつくそうとするTAS動画に手を出して、それを自己満足ではなく人に公開しはじめたのも、きっと彼の影響だろう。


 もちろんこんなコアな趣味、周囲には誰にも理解されなくて、お母さんからは「嫁の貰い手が見つからないね」と呆れられていたが、それでも良かった。


 ネットワークを通じればこんな私のマニアックな頑張りもきっと見てくれる人がいる。


 ちまちまと短い通信ケーブルを使いながら交流する時代は終わりを迎えようとしているけれど、

 でもだからこそ、遠くはなれていても、引っ越してしまっても、転校してしまっても、



 ――――きっと世界は私を見つけてくれる。



 そう思えたから。この世界もそう悪くはない。



 実際彼女はネットを通じてヒーローモンスターを昔やってた人に会ったこともあるらしい。

 その人は自分と違って実況動画を作っている人だったから、喜んで自分の持っていたゲームを貸した。

 もちろん「はじめから」を選ばない条件付きで。


 紐解けば事態は簡単なものではあったが、世界は広くも狭いものだなと僕は思った。

 

 もうすぐ僕は熊本空港につく。

 そこからバスに乗って市街に出たら彼女と合流するだろう。

 きっと積もる話はあるだろうし、持ち寄ったゲームボーイで遊んだりもするだろう。



 だが、そこから先がどうなるかは行ってみないと分からない。



 世界の距離がいくら縮まろうとも、僕らの距離はネットワークでは飛ばせないのだから。




(おわり)

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