祖父の葬儀に行く、という物悲しいシーンから始まるストーリー。葬儀の場所まで送迎が付くというので主人公は淡々と準備をしたのだが、当日迎えに来たのは、なんと「竜の首をした」人間。
あまりのインパクトに引き込まれ読み進めていくうちに祖父の正体が徐々に明らかになっていくのですが、それだけにとどまらないのがこの作品のスゴイところ。ネタバレになってしまうのでここで詳しくは書けませんが、作中の「よくありがち」な印象の設定が実は重大な意味を持っていたりして、なかなかに凝った構成です。ラストのセリフが実にさりげないオチになっていると解釈するのは、私だけでしょうか…^^;
このエピソードを始まりとして、今後いろんな方向に話を膨らませることができそうな作品かと思います。あっ、そういえばサブタイトルが「第1話」ですね! 期待しております!