概要
死んだ祖父の葬式は異世界だった。
唯一の肉親である祖父が亡くなった。彼の葬儀場を聞いたところ知らない地名であった。
竜の首をした男にまたがって向かった先は異境――祖父はそこで国を救った勇者であった。
竜の首をした男にまたがって向かった先は異境――祖父はそこで国を救った勇者であった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!しんみりと始まった異世界の旅は驚愕の事実へとたどり着く
祖父の葬儀に行く、という物悲しいシーンから始まるストーリー。葬儀の場所まで送迎が付くというので主人公は淡々と準備をしたのだが、当日迎えに来たのは、なんと「竜の首をした」人間。
あまりのインパクトに引き込まれ読み進めていくうちに祖父の正体が徐々に明らかになっていくのですが、それだけにとどまらないのがこの作品のスゴイところ。ネタバレになってしまうのでここで詳しくは書けませんが、作中の「よくありがち」な印象の設定が実は重大な意味を持っていたりして、なかなかに凝った構成です。ラストのセリフが実にさりげないオチになっていると解釈するのは、私だけでしょうか…^^;
このエピソードを始まりとして…続きを読む