幻想的な物語を見て風を緑で表現したらこんな色だろう、と思い、水が川から滞りなく流れていくような文章を読んで幻想的な水の色とはこういう色なんだろう、と思いました。2つの色が途切れることなく交互に想像出来て気分が晴れやかになる。とても気持ちの良い小説です。
その世界で息づくキャラ達が織り成す魅惑の物語が堪能できます。奥深い世界観とは裏腹に、ストーリー自体は子供に読み聞かせたくなる内容です。 全体を通して読むと起承転結の巧みさに気づきます。二回目を読…続きを読む
この小説はカクヨムランキング上位を占める凡庸な異世界モノ(失礼!)とは一線を画す作品です。ライト層にも配慮された異世界設定と、美しくテンポの良い文章、読者に想像を促す巧みな風景描写と、非の打ち所が…続きを読む
小物一つにしてもきっとこだわりを持って創られた物語だと思います。破たんない世界観、細かな部分まで凝った設定、達者な文章や言い回しなど見習わねばと思うところが多々ありました!
西洋風の街並みを舞台に繰り広げられる冒険譚は、子供の頃に憧れたファンタジー文学のようでもあります。なんといってもこの作品の魅力は、緻密な情景描写と練り上げられた世界観です。踊りのシーンは、妖精の…続きを読む
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