私の専属イラストレーターになってください!!

神凪 雄大

第1話 私の専属イラストレーターになってください!!

 放課後――――


 HRホームルームが終わり教室が騒がしい。

隼人はやと、高2になったんだから、いい加減彼女作れよ!」

「うるせぇよ!」

 友人と話していると、突然担任に声を掛けられた。

結崎ゆうざき、このプリント運ぶの手伝ってくれないか?」

「あ、はい(ついてねぇ)」

 友人がこちらに哀れみの目あわれみのめを向けてくる。

「待ってようか?」

「いや、先帰ってていいよ」

「わかった、頑張れよ!」

「おう!」


 プリントを1人寂しく運ぶ。

 頼まれた用事を済ませ、教室に戻るとそこには、見知らぬ女の子がいた。

(ん?誰だ?)

 身長160㎝ほどのショートカットがよく似合うその女の子はこちらに気付くと小走りで近寄って来た。

「あの、結崎隼人さんですよね?」

「そうだけど・・・・・・君誰?」

「私、隣のクラスの朝比奈美晴あさひなみはるっていいます!」

「突然で悪いんですが、私のになって下さい!!」

「・・・・・・えっ?」


 この出来事が俺の人生を変える運命の出会いになるのだった。

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