荒廃した地を旅する謎の男と賢き少女の旅

昔話や童話風の柔らかいタッチで描かれたプロローグで始まるこの物語。
ファンタジーな世界観を舞台にしていると思わせ、その予想をいい意味で裏切ってくれる展開が読者を待っています。
そんな物語に彩を加えるのは無法地帯で出会った腕っぷしは強いがちょっと変わったオセロという男と奴隷でありながら、知恵のある美しき少女ルルーという凸凹なコンビ。
序盤で描かれているのは二人がなぜ、出会って、一緒に旅をするまでであり、ルルーを狙う”敵”や旅する理由が分かりません。
だからこそ、続きが読みたくなってきませんか?
さあ、是非、ご一読を!

その他のおすすめレビュー

黒幸さんの他のおすすめレビュー574