「私」と「君」が見える

テンポよく転がり込むように流れ込んで来る「私」と「君」に胸の一点を突かれる。
痛かったり。遠いいつかの痞えだったり。
淡々と、簡潔な言葉で。
私の中にもいるかもしれない「私」をそっと押された気がした。