意識高いニートの世間評論

@evaio

第1話 ニートになってよかった


田舎の専門学校を辞めた。

田舎ありがちの人の話を聞かないBBAばっかりで

クラス全体が教職員のご機嫌取りをしているような

それでいてこれが社会の縮図なんだから従えと言わんばかりの

周囲のどこか異常な環境に3年間、沈んでいた。


実習や学内での格差に、投げやりな言葉に傷ついて

パニックで寝れなくなり卒業がみえてきたのに辞めた。

20数年、まじめに生きてきたからこそ

人生もっと自分を試したい。そう思うことにした。


鬱であることを隠して自己啓発本を

手あたり次第にめくっていた

半年前が懐かしい。


まだ辞めて日が浅いけど、

親の作る飯がうまかった。


世間的には下にみられるニートだけれど

いまはこの上ない幸福感を感じる。


本来の自分らしく、探求心を忘れず

ここに言葉を書き残したいと思う。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る