やわらかく、頭にすんなりと入ってくる文体でつづられているおとぎ話。童話らしい世界観の出ている描写が雰囲気を醸し出していて、とっても素敵です。個人的に、冬の女王様にむけられた春の女王様のやさしい言葉が、染みわたるようでとても好きでした(*´▽`*) 彼女は、柔らかな光のにじんでいくような春のイメージそのものです。読み終わった後やさしい気持ちになれるお勧めのお話です!
春夏秋冬の4つの季節の女王と魔女の素敵なお話。とても読みやすい文体で、気がつくと童話の世界に入り込んだように、凍てつく冬の季節、雪解けし暖かい春の季節を肌で感じた気がします。童話にあるような「約束」、「罰」、「教訓」、「共生」といったものが盛り込まれており、童話のように何度も繰り返し読みたい内容でした。優しさと愛が込められた素敵な作品です♪
春、夏、秋、冬……。それぞれの季節に、四人の女王は、順に塔に登れば、苦しみから免れると言う。ゆるやかに平和に過ごしていた時に、一人、恋に落ちてしまった。そこからが、国の悲劇が起こった。ああ、どんどん哀しみが広がってゆく。恋とは恐ろしいもの。読んでいてハラハラしましたが、ラストまで読まれるとほっとします。でも、魔女って、その忘れ物が気になりました。おすすめです。
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