概要
福音に救われた者の末路はどうなったのか。
古くからある赤煉瓦倉庫を美術館に改装する町興しイベントで、寂れた港町は久々に沸き立っていた。その町で文筆業を営む男は、抽象絵画を巡り死屍累々の戦闘が繰り広げられる開館記念式典で「福音」を目撃する。それは一体どのようなものだったのか。そして、福音に救われた者の末路はどうなったのか。なんでこんなあらすじでジャンルが「現代ドラマ」なんだよ、加えてタグの「バッドエンド」って何だよ、と思った貴方――それは多分、読めば分かります。いや、分かるんじゃないかな。分からなかったらどうしよう……