思春期の恋を描いた話は多いけれど、この話はそれだけでなくもう少し複雑。おぼろくんの儚さとそれを想う切なさがとても繊細。いろんな人に読んでほしいお話だなと思いました。
ライター。専門分野は日常環境下の物理/情報セキュリティ。 現代アクション、現代ドラマ、海外の歴史物 普段は空手でクマを倒す話をしていることが多いです。
レビューを書くのはどうもうまくできない方なのですが(なので、気の利いた紹介などできずすみません!)、このお話には何かを書き残したくなる引っかかりをたくさん感じました。いろんな人にふたりの軌跡を見守…続きを読む
最後まで読み終えてからと思っていたのですが、「9」まで読み終えた時点で、思わず☆を押していました。 “におい”というのは、それを発する人の特性や個性や体調や生き方などが、静かに顕著に表れるも…続きを読む
性は個性に優先するものではない。そんな結論に達する前の段階を、手探りで歩いている二人の高校生と友人たちの物語。私事になって恐縮だが、今思い出すと母校の文学部は不思議な空間で、性自認が世間一般とやら…続きを読む
LGBT(本作はT)少年×ヘテロ少女という構図が自作と似ていて気になって読み始めた作品。これが、類似構図の作品を持つ身として嫉妬を覚えるほどに大当たりでした。 本作の主人公はおぼろくんという同…続きを読む
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