キャラクター 園田海未

 二年生。穂乃果の幼馴染であり二期からは生徒会副会長を務める。μ’sの作詞担当で、彼女の顔芸はあまりにも有名。


 まずは海未の顔芸について語っていきましょう。

 彼女の顔芸が広く認知されだしたのは、おそらく二期四話でのにこを今まさに問い詰めようというシーンで見せた睨み顔でしょう。その後、二期五話でのババ抜きのあの何とも形容しがたい顔が彼女の新たなるスタイルを確立したと思われます。

 こうして考えてみると、探してみれば一期から海未は顔芸を見せてはいるものの、やはりインパクトという点では二期のほうが圧倒的な印象です。

 これは、やはり生来の恥ずかしがり屋な海未が、μ’sとの日々を過ごしてゆく中で、徐々に彼女本来の感情の豊かさが前面に出ていった結果なのだと思います。


 また、海未は「ほのキチ」とよくネタにされるように穂乃果について相当な執着心があるように思われます。

 海未は、穂乃果に対してあこがれのような感情を持っているのではないでしょうか。一緒に遊びたそうにするも勇気が出ずに声をかけられない海未に「一緒に遊ぼう!」と声をかけ、スクールアイドルにも誘い、そんな自分にはないものを持っている穂乃果は、まさに引っ込み思案なところが多かった幼い海未にとっては、ヒーローそのものに映ったことでしょう。


 そのため、一期六話で海未がリーダーに適任だと推され、穂乃果がそれに追従して海未をほめたときには「……本気ですか?」と、穂乃果がリーダーを降りると仄めかすような発言に食って掛かりましたし、一期十二話で穂乃果が「スクールアイドルをやめる」と普段の穂乃果らしくないことを言った際には「最低です」と一言に切り捨てました。

 それは、海未がリーダーは当然穂乃果であると考え、またスクールアイドルをやめるといった穂乃果は海未のあこがれた穂乃果ではなかったということです。


 そのためか、海未の作る歌詞には希の案で「Snow Halation」が作られるまで、どの曲でも希望をもって夢に向かって駆け出す、そんな上を向いた言葉ばかりが紡がれています。これらの歌詞はそのまま自分のあこがれる穂乃果であり、また海未の思う理想の自分でもありそうです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ラブライブ!について語ってみた 桜人 @sakurairakusa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る