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  • 第2話・ウスバカゲロウへの応援コメント

    自主企画からきました。

    描写が綿密ですね…

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。世界と日本の関係は激しく変化しているのですが、蒼太郎の小さな世界はまだ小さなままなので、その辺を書き込めたらと思いました。ちなみに当時の日本政府は関東大震災の復興費用をアメリカの巨大銀行から借入し、戦争中もずっと返し続けていました。膨大な利子を含めて完済したのは昭和40年代後半でした。

  • ようやく読破しました。
    素晴らしかったです。

    ただただ戦争の悲惨さ、困難な時代を描くのでなく、そこに生きた人々が笑い、喜び、日常の些細なことを気にかける姿がとても生き生きとしていて、それが奪われていくプロセスの描写には行き詰まる迫力がありました。

    戦前の空気、戦時中の空気感に旅するような、素晴らしい読書体験でした。

    作者からの返信

    22万文字もあるこちらの作品、読んでくださりありがとうございます。
    読んでくださる人に世界を感じさせるには自分で当時のその空間を縦横無尽に歩き、市電に乗り、目的地に道草しながら行けるくらいまで構築しないとだめなのですが、こちらは文字しか使えないので、ほんの少しの描写で、何があったか察してほしいと思いつつ書いていました。
    当時の市電の路線図や、2・26事件当時の盗聴音声記録、義父が横須賀の海軍に勤務していた当時の記憶など色んなものがタイミングよくとりこめた作品だったと思います。もう少し遅かったら、義父は認知症が進んで喋る事も出来なくなっていましたから。
    当時の人びとを非難することは簡単ですが、現代のロシアでのジャーナリスト弾圧など見ていると、日本がいかにものをいう事にリスクが少ないか、考えながら書いていました。
    過分なお褒めの言葉、重ねて御礼申し上げます。精進いたします。

    編集済
  • 第8話・水仙は咲かずへの応援コメント

    前半の柘植とさやさんの恋模様、そして二・二六事件での青年将校や軍部の身勝手さ…
    この章だけでひとつの短編小説のような重厚さですね

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。この話は二話分の文字数+柘植夫妻の出会いから満州出兵までを書いたので、詰め込み過ぎかなとは思ったのですが、作中屈指のいい男と作者が目する柘植曹長が陛下の軍隊と抱いていたプライド、軍に対する無邪気な信頼のようなものが打ち砕かれていく過程を描きたく、2・26事件の経過はなるべく省略無しで書きました。実際は千葉から神奈川、首都圏で同時多発に起こった反乱事件で、海軍は東京湾に軍艦を乗り入れ陸軍が立てこもった建物に主砲の照準を合わせていたほどです。その中で、柘植と同じ他人が決めてレールの中でしか生きてこなかったさやさんが、初めて100%自分の意思で行ったのが、夫の足手まといにならないようにと喉を切って自殺することだったというのを、いつまでも引きずる碧生君との違いとして書きました。続きをお楽しみください。

  • 第6話・水仙の女への応援コメント

    語彙の豊富さと単語選択の的確さのおかげで、当時の都心の空気を体感できるようですね。
    また、花の描写が多くて大変に視覚的な文章だと思います。脳裏に色彩が浮かぶようです。

    たいへん勉強になりました。

    作者からの返信

    主人公の父の愛人がいた当時の小石川は、「太陽のない街」というプロレタリア小説の舞台となった共同印刷の工場がある街で、「赤ひげ」の小石川養生所もあった古い町なので、四ツ谷と並びしっかりと私生活描写を書かなくてはならないなと。そして私自身が学生時代に過ごした地域でもあるので、当時の記憶にのっとって書いています。目白のサナトリウムは反対に、武家の屋敷だった生活感のない高台に開けた、西洋風の一角というつもりで。当時としては珍しい西洋の植物をふんだんに取り入れて設計しました。モデルは東京丸の内の「三菱一号館」の中庭です。

  • 第3話・夜来香への応援コメント

    >「女である」という事
    への抗議のために髪を切る、という表現は創作の世界でたまに見かけますね。
    私も作品の中で使いました。

    作者からの返信

    現状打破のため、というより自分に『当然の事』と着せられている女性性を否定したかったのでしょうね。彼女は平塚らいてうの「青踏」も読んでいるし、遅れてきたフェミニストなので。そしてそれを全肯定する全身趣味に生きる画家の存在は今後大きくなっていきます。お楽しみに

  • 第2話・ウスバカゲロウへの応援コメント

    この頃の時代背景としては、第一次世界大戦の特需が終わり、シベリア出兵をやってしまった頃ですね。
    とどめの様に関東大震災が来るので、どんどん世相が悪くなる頃でしょうか。
    暗い時代の入口が見えるようですね。

    作者からの返信

    第一次大戦後に国連からの海外の委任統治も得て、日本が海外に少し進出した時期ですね。その様子に投資する海外企業も居れば「調子こいてる」といつか引きずりおろそうと画策する軍部もいるわけで。
     情報収集に疎い日本が「一つの国での経済界と軍、政府外交の温度差」に気付けず、なぜこうなるのかがわからないままに。とりあえず明治期からの激しい動きがひと段落して国内に目を向けざるを得なかった時代です。
     昭和5年、というのが1つのターニングポイントの年だったという気がします。

  • 第1話・虹を追う子等への応援コメント

    休耕田のレンゲ畑は綺麗ですよね。シロツメクサも子供の頃、花輪を作った記憶があります。

    作者からの返信

    レンゲは窒素系化学肥料が乏しかった時代に、空気中の窒素を土壌に取り込む役割を果たす植物という事で盛んと栽培されたらしいです。私も地元で遊びましたが、遠目には一面ぎっしりの花に見えても、近寄るとまばらなものです。少しでも花の多いところを探して走ってしまうという幼児期の記憶でした。


  • 編集済

    終戦記念日を前に完結しましたね!
    よくぞ、書きってくださいました。

    趣味に生きた絵師の凄惨なシーンを書くのは、
    さぞ、苦しかったことでしょう。。

    最終話は美しくて涙が出ました。
    まさかのガラス・・空の青が映りこんでいたかも?!
    でも、レフくんや生き伸びた登場人物が多くてよかったです。

    うちの両親が戦争体験者なので、
    断片的に悲惨な話を聞いています。

    自分を含めて、今生きている人々は皆、
    物凄い強運の持ち主の子孫だと思います。

    現在、戦前回帰を目指す政治団体も跋扈していて、
    過去のことでは無いな~と不安に思いながら読ませていただきました。

    作者からの返信

    完読ありがとうございます。
    終戦の日の前に間に合いました。目安としては長崎の原爆投下の前に、湯浅神父の話は書いておきたかったので、その辺からラストスパートにうまく乗れました。現代に近づいている方が書きやすかったです。開戦後の方が資料は豊富なので、助かりました。
    「火垂るの墓」に代表される戦後の悲惨な経済状態や、戦前のつながりがが無くなってしまった都市の様子などは、意図的にカットして高度経済成長、ベトナム戦争の時代まで飛びました。
    終戦からたった72年。でもその前に何十年もかけて、日本はあの状態になって、気が付くと引っ込みがつかなくなっていたのですね。経済状況や補給の問題を数字で上げたら絶対に無理だってわかる事なのに、諫める人を左遷して。今の日本の経済人がちっとも変っていないというのは、二十年くらい前からずっと言われていることです。
    平安遷都や奈良・飛鳥時代の仏教伝来を教えるのも大事なことですが、小学校からもっと近現代史を教えるべきだと思います。

  • 完結 おめでとうございます。

    蒼太郎くんとリカさん、柘植さん、絵師さん、謎多き神父、美少年等々 ひとりひとりの物語が縦横に織り込まれて いく様は、時に読むのも辛い場面もありましたが、蒼太郎くんとリカさんの言葉に 、私の生きる現代も 彼らのいる時代と繋がっているのだと思い 胸が熱くなりました。

    蒼太郎くんとは 長いおつきあい。出会いに感謝します。

    作者からの返信

    完読ありがとうございます。土台となった物語の代から支えて下さったわけですから4年になりますか。やっと完結いたしました。美少年が出てきて物語が少し変われましたが、数年前にラストまで書いたプロットの通りです。
    蒼太郎君達の旅にお付き合いいただいて、本当にありがとうございました。

  • 脱稿、完結、おめでとうございます!

    たくさんの絶望に見舞われながらも、自由を奪われる苦悩を強いられながらも、ひたむきに生き続ける。
    そして、生きることのできなかった繊細な感性はあまりに尊くて、胸が苦しくなります。

    力強く、大きな物語でした。
    読ませていただき、ありがとうございました。

    作者からの返信

    長く煩雑な物語を最後までお読み頂き有難うございます。
    亜細亜の希望と名付けられた娘は成長し平和を享受しながら恋をし、現実を生きる。そして恋と生活の中で自分を表現していく。
    かたやその「表現」のために、いずこの国でもどれだけの命が失われたか。
    そんなことを思いながら、空が好きなイノセントな青年とその仲間たちを描いてみました。
    特高の拷問の様子は当時の関係者の遺稿や遺族の手記に取材した、本当に行われた行為です。
    表現することに圧迫も、必要以上の覚悟もいらない世の中であることを願っています。

  • おもしろいです。
    見事な群像劇ですね。
    世界史の動きと連動して昭和が語られていて、
    どこまで物語は広がるの~というドキドキ感があります。
    混血の美少年も素敵でした☆

    作者からの返信

    お読み頂き有難うございます。続き書きましたのでさらによろしくお願い致します。美少年、登場時は浴衣を着た可愛い坊やだったんですが、どこでああなった。「島国日本」と言われるけれど世界と必ずつながって、引きずられているんですね。これから「美しいもの」を見て行きたい碧生君達の目に、様々な厳しい世界が映し出されていきますが、最後まで頑張ります。

  • 第8話・水仙は咲かずへの応援コメント

    2.26事件の緊迫感が伝わりました。2人(3人)が生きていて良かった☆

    作者からの返信

    ありがとうございます。2・26事件は資料も多く有名な事件なので間違いが許されないという事があります。時系列で各方面の細かい動きがあるので、その点を図にして碧生君達の動きを決めました。3人はこれから第二次世界大戦を潜り抜けて欲しいです。

  • 第6話・水仙の女への応援コメント

    人名、大祐が混ざっていますか?蒼太郎君の最初の名前かな?

    作者からの返信

    ご指摘ありががとうございます。第一稿での名前の訂正漏れです。修正します。

  • 第5話・オシロイバナへの応援コメント

    実家から出され 心閉じたまま実父の妾宅で過ごす冬、春になってさやさんと食べた温かい鴨南蛮、秋くりーの空を見上げて流した涙。さやさんの想いの細やかな描写にも思わず涙腺が緩みました。

    昭和初期の洒落た東京の街並みやお菓子も楽しく、蒼太郎くんとお散歩している気分に。今日のおやつはクリームパンかジャムパンです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。さやさんは日本映画伝統の、打たれ強くしたたかで可憐なヒロイン目指したのですが、ちょっと男の理想の女に寄りすぎたかなと思いました。これから変わっていくと思うのでよろしくお願い致します。