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2017年11月14日 14:57
前半の柘植とさやさんの恋模様、そして二・二六事件での青年将校や軍部の身勝手さ…この章だけでひとつの短編小説のような重厚さですね
作者からの返信
コメントありがとうございます。この話は二話分の文字数+柘植夫妻の出会いから満州出兵までを書いたので、詰め込み過ぎかなとは思ったのですが、作中屈指のいい男と作者が目する柘植曹長が陛下の軍隊と抱いていたプライド、軍に対する無邪気な信頼のようなものが打ち砕かれていく過程を描きたく、2・26事件の経過はなるべく省略無しで書きました。実際は千葉から神奈川、首都圏で同時多発に起こった反乱事件で、海軍は東京湾に軍艦を乗り入れ陸軍が立てこもった建物に主砲の照準を合わせていたほどです。その中で、柘植と同じ他人が決めてレールの中でしか生きてこなかったさやさんが、初めて100%自分の意思で行ったのが、夫の足手まといにならないようにと喉を切って自殺することだったというのを、いつまでも引きずる碧生君との違いとして書きました。続きをお楽しみください。
2017年5月20日 23:16
2.26事件の緊迫感が伝わりました。2人(3人)が生きていて良かった☆
ありがとうございます。2・26事件は資料も多く有名な事件なので間違いが許されないという事があります。時系列で各方面の細かい動きがあるので、その点を図にして碧生君達の動きを決めました。3人はこれから第二次世界大戦を潜り抜けて欲しいです。
前半の柘植とさやさんの恋模様、そして二・二六事件での青年将校や軍部の身勝手さ…
この章だけでひとつの短編小説のような重厚さですね
作者からの返信
コメントありがとうございます。この話は二話分の文字数+柘植夫妻の出会いから満州出兵までを書いたので、詰め込み過ぎかなとは思ったのですが、作中屈指のいい男と作者が目する柘植曹長が陛下の軍隊と抱いていたプライド、軍に対する無邪気な信頼のようなものが打ち砕かれていく過程を描きたく、2・26事件の経過はなるべく省略無しで書きました。実際は千葉から神奈川、首都圏で同時多発に起こった反乱事件で、海軍は東京湾に軍艦を乗り入れ陸軍が立てこもった建物に主砲の照準を合わせていたほどです。その中で、柘植と同じ他人が決めてレールの中でしか生きてこなかったさやさんが、初めて100%自分の意思で行ったのが、夫の足手まといにならないようにと喉を切って自殺することだったというのを、いつまでも引きずる碧生君との違いとして書きました。続きをお楽しみください。