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◇◆◇◆
「姉様、僕ね。新しいオモチャ達見つけたんだ。とっても見てて飽きないよ?」
「ジョエル……私を、殺して…」
「それでね?僕、今度からもっと近くでみるために、高校っていうものに行ってみようと思うんだ」
「ジョエル、聞いて…」
「だから、少しだけ屋敷を空けるけど、昼間だけだから。いい子で待っててね?」
「ジョエル!」
「………なぁに?姉様」
せっかく僕が新しいオモチャ達の話を聞かせてあげてるのに。
「いつまで私は死ねないの!?」
「いつまで?そんなの決まってるじゃん。
この世の終わりが来て、僕が死神をやめる時までだよ」
「…………………そ、んな…」
「その時はちゃんと
僕が殺してあげるね?」
だって、殺したい程憎んで、殺したい程愛しているから。
ね?
僕達ずーっと一緒だよ。
可哀相な僕のリアお姉様。
フフフ
アハハハハハハハハッ
僕と一緒の所まで堕ちてきて 綾織 茅 @cerisier
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