第2話 お稲荷ボート

 あれから10日が経った。あの日の出来事は夏の暑さが妄想を加熱させ見せた幻覚だったのだ、と思い始めたころ彼女は再び私の前に姿を現した。


 相変わらず夏真っ盛りの吉祥寺きちじょうじ。駅から一分、味抜群のつけ麺屋「えん」は本日も大盛況であった。ずらりと並んだ行列の待ち時間は優に一時間を超える。こんなクソ暑い中、行列に並ぶなど阿呆の極みというものだ。そして私もその阿呆の一人であった。待ち時間は1時間と12分。

「お待ちのお客様、中で食券を買ってお待ち下さい。」

 来たか、と私はベンチから立ち上がり店内へと入っていった。来たか愛しのつけ麺。意気揚々と千円札を券売機へ突っ込もうとした時、何者かが私の手首を掴んだ。

「お久しぶりね。」

 聞き覚えのある声に横を向くと、まごうことなき黒髪の乙女、千代野ちよのさんの姿がそこにあった。

おん……千代野ちよのさん!」

「全部言えるかしら?」

おん阿武あべ千代野ちよのみつよしくにたち八王やおうさん!」

 すかさず言うと千代野さんはくすっと笑った。

「よかった。少しお時間よろしいかしら?」

「ええ、もちろん。」

 千代野さんは私の手首を掴んだまま店の外へと引っ張っていった。

「1時間12分も並んでいたのね、申し訳ないことをしたわ。」

「いえいえ、またいつでも来られますから。」

 何故分かったのかと思ったが、大妖狐にとってはこのようなことなど朝飯前なのであろう。千代野さんは私をぐいぐいと引っ張っていく。腹の虫が飯はまだかよう、とせっついてきたが、彼女との再会に浮かれていた私は無視を決め込んだ。

「それで今日はどうしたんです?」

 その言葉に千代野さんははたと足を止め、彼女に引っ張られていた私は危うく彼女にぶつかるところであった。

「どうしたんです?」

「あの、嫌だったら言って頂戴ね。時間と場所は戻してあげるから。」

 そう言うと彼女は私の前に風呂敷包みを差し出した。

「お弁当作ってみたの。いかがかしら?」

 黒髪の乙女から弁当を作ってもらうなど、私なんぞ生涯、否何度転生を繰り返しても実現しないものだと思っていた。感激のあまり夏の青空を見上げ、腹の虫も勝利の雄叫びを上げている。どうだオタ友よ、羨ましいであろう。私とて自分で自分が羨ましいのだ。

「どうかしら?」

 私は彼女からうやうやしく風呂敷包みを受け取ると答えた。

「是非、いただきます。」

 千代野さんも安堵したような表情で、よかったと呟いた。風呂敷の中身はずしりと重い。いったい何が入っているのだろう。私の頭の中に、割烹着かっぽうぎ姿で弁当を作る彼女の姿が浮かび上がった。卵を器用にくるくる巻き、甘辛く煮た油揚げをつまみ食いし、煮物の出汁を小皿に取って味見している。ああ、私は小皿になりたい。

「行きましょ。」

 私の心は「えん」を離れ、身体も「えん」からかしら公園へと離れていった。


 千代野ちよのさんとの再会に未だ夢見心地の私はかしら公園のベンチに座っていた。ミンミンゼミとアブラゼミが勢力を争うようにそこかしこで鳴いている。公園までの道中、男たちに嫉妬と羨望の眼差しを向けられていたような気がしたが、千代野さんの黒髪をなびかせて歩く姿に夢中で眼中に入らなかった。

「結局ここに来てしまったわね。」

 私の横にちょこんと腰かけて千代野さんは言った。

「いいじゃないですか。自然に囲まれてお弁当なんて。」

「助かるわ、そう言ってもらえると。」

 彼女は二人の間に置かれた風呂敷を広げ始めた。するり、と衣擦れの音とともに見事な重箱が現れた。蓋には狐が満月のすすき野を駆け巡る見事な蒔絵まきえがあしらわれている。

「綺麗ですね。」

「一族に代々伝わる物よ。父様と母様に頼んで借りてきたの。」

「それは…いいんですか?そんな大切なものを。」

「いいのよ。あなたへの感謝の気持ち。」

 何をおっしゃるか。私のような男と一緒にいてくれることの方がよほど感謝すべきことなのである。彼女の美しい指が蓋を取り上げ、重箱の中身があらわになった。

 重箱一杯の稲荷寿司。ぎっしりと、それでいて行儀よく整列し敷き詰められている。

「こっちが白ごま入り、こっちは入ってない普通のよ。」

 いくつあるのだろう。全部千代野さんが作ったのだろうか。またもや割烹着かっぽうぎ姿の千代野さんが思い浮かんだ。寿司桶の酢飯をパタパタとあおいでいる。味見のために酢飯をちょいとつまんで口へと放り込む。ああ、私も米粒に……いや、私なんぞが米粒になっても、私に食べられる分の米粒になるに違いない。そんな不幸な運命は断じて受け入れてはならない。やはり私は小皿になるべきなのだ。

 無言のままの私に、彼女は重箱から顔を上げ不安そうに聞いた。

「もしかしてお嫌いだったかしら?」

 私がそんなことはないと言おうとした矢先であった。つけ麺屋よりお預けを食らっていた腹の虫がもう我慢できん、とぐうぅぅうと鳴った。二人の間に一瞬に沈黙が流れ、突然の腹の虫に慌てふためいた私がいや、あの、と千代野さんを見ると、彼女はぷるぷると体を震わせて笑いをこらえている。弁明しようと慌てたことで胃が更に刺激され、もういっちょとばかりにぐううぅぅぅぅと鳴る。それを聞いた千代野さんはもう堪えきれず、ぷっと吹き出した。口元を手で覆い、身をよじって笑いをこらえようとしていたが、どうやらツボに入ってしまったらしく笑いが止まらない。彼女の意に反して笑い声は段々と大きくなり終いには「あはははは」とお腹を抱えて笑い出した。いつの間にか狐耳が顔を出し、ふさふさの尻尾もパタパタと揺れている。

 一方、私はバツの悪そうな顔で腹の虫を叱りつけてはいたものの、「千代野さんがここまで笑ってくれるなら、むしろよくやったと褒めるべきではないのか!」という腹の虫の主張には同意せざるを得なかった。


「私ったらなんてはしたない。」

 狐耳も尻尾も引っ込み、ようやく笑いが収まった千代野さんが今度は赤面しながら言った。

「あそこまで笑ってもらえたなら芸人冥利に尽きるというものです。」

「あなたいつから芸人になったの。」

「先ほど入門し、たった今自主破門して参りました。」

 つまらねぇこと言いやがって、と腹の虫が胃袋を蹴る。途端に腹がぐうぅと鳴り、反射的に千代野さんはくすくすと笑った。

「お腹も空いているようだし、いただきましょうか。」

 千代野さんはどこから取り出したのかみやびな取り皿を二枚手に取ると、それぞれに稲荷寿司をゴマありゴマなし1つずつ取り分け箸を添えた。

「はい。」

 皿を差し出す千代野さんの姿は、公園を背景に一枚の絵のようであった。私の人生でこんな美しい絵を見られる日が来ようとは。

「どうぞ召し上がれ。」

「いただきます。」

 両手を合わせると彼女もそれに倣う。まずはゴマなしの方を、とかぶりついた。

 美味しい。噛むと甘い出汁が油揚げからじんわりと染み出し、酢飯と相まって良い香りが口の中に広がる。出汁がご飯をべちゃべちゃにせず、かといってパサパサし過ぎないしっとりとした絶妙な汁加減。ゴマ入りの方もゴマが程よいアクセントになってまた違った美味しさである。懐かしい味。稲荷寿司なんていつ以来であろうか。私の脳裏に運動会前日、母と祖母にお稲荷さんをねだる幼き頃の記憶が呼び起こされた。

「美味しいです。」

「たくさん食べて頂戴ね。」

 彼女も稲荷を一口食べ、うん、おいし、と満足気であった。


 重箱一杯に敷き詰められた稲荷はきれいさっぱりなくなってしまった。最後の一個はどうぞどうぞの譲り合いの末、千代野さんが強引に私の口に突っ込むという何とも予期せぬあーんで私の胃袋に収まった。

「ごちそうさまでした。」

「お粗末様。」

 重箱を片付けた千代野さんはまたもどこからか魔法瓶を取り出し、私と彼女は食後のお茶を楽しみながら午後の井の頭公園を眺めていた。

 池では何組かのカップルがボートをえっちらおっちら漕いでいる。そういえばあの日ボートを漕いでいたカップルはどうなったのであろうか。突然の土砂降りに汗だくで漕いでいた彼氏も涼んだどころの騒ぎではなかったはずだ。…ボートか。

『あなたも漕いでくださる?』

 よし、お礼のお礼だ。私は私らしからぬ積極的な決意を鼓舞するように、一息にお茶を飲み干した。

「おかわりはいかが?」

「いえ、ごちそうさまです。」

「そう。」

「……千代野さん。」

「ボートに乗る?」

「え、ええ。どうしてわかったんです?」

「あなた池のボートをじっと見ているんだもの。嫌でもわかるわ。」

 恐れ入った、大妖狐様には敵わない。

「あなた前は嫌だとおっしゃってなかったかしら?」

「千代野さんの稲荷寿司のおかげです。」

「そう。ふふ、いいわ。」


 井の頭公園のボートは、春には一漕ぎで衝突事故を起こすほどの盛況を誇る絶好の花見スポットである。ボートに乗るカップルは必ず別れるといわれ、噂を聞きつけたカップルが

「へん、そんなの都市伝説だろう。」

 と挑んでは散り、失恋ソングとアルコールの売り上げに貢献していった。一説では弁天様のお怒りともいわれているが、千代野さん曰く真相は彼女のような妖狐たちのいたずらによるものらしい。弁天様もとんだ濡れ衣ですね、と呟くと千代野さんはころころと笑って

「そんな心配いらないわ。」

 と言った。

「なぜです。」

「その弁天、私だもの。」

 なんということだ。曰く、人々の怒りが狐に向かないために弁天様に化けたのが始まりだそうだ。ちなみに彼女は二代目。初代は彼女の母様らしい。全く、狐というのは一体どこまでずる賢いのだろうかと半ば呆れ、半ば感心に思うのであった。

「そんなことより、そろそろ順番じゃないかしら。」

「ああ、きましたね。」

 ボートに乗るのは初めてであった。あんなカップルがイチャイチャするための乗り物に一人で乗るなど、そんな勇気も間抜けさも私は持ち合わせていない。ならばとオタ友と来たこともあったが、ここで乗ったら我々は何か大切なものを失ってしまうのではないか、と乗り場前でようやく気付き二人で一目散に逃げだした。それぞれのボート童貞は見事守り抜かれたのである。あの時の行動は正しかったと私と友は口を揃えて言い、今千代野さんと一緒に並んでいることでその考えはより強固なものへと変わっていった。

 ボートに乗り込んだが思いの他、揺れは少ない。風もなく、穏やかな天気だからであろう。お天道様になむなむ、と感謝した。

「ねえ。」

 千代野さんの声に振り返ると彼女は桟橋さんばしふちに立ち、不安そうにこちらを見ている。

「怖いわ。」

 いつもの凛とした表情はなく、大妖狐の威厳がまるで感じられない。いるのはただの可憐な乙女、不安に駆られていつ尻尾を出してもおかしくない様子であった。

『私よ、今こそ勇気を出すべき時ではないか。』

 私の男気な心が語りかけてくる。私の中にまだそんな部分が残っていたとは今まで気づかなかった。

『友と一緒に乗り場まで行った時の勇気、確かにあれは間違った勇気の使い方であった。我が主もここまで落ちたかと見切りをつけようとも思った。だが、私も男だ。最後の機会をくれてやろう。今目の前で困っている千代野さんに手を差し伸べるのだ。』

 冗談じゃない。彼女の繊細な手を握るなどおこがましいにも程がある。それをするくらいなら私は池に飛び込む。

『また間違った勇気の使い方をしようとする。さあ、今彼女を助けなければ今度こそ私は貴様の前から姿を消すぞ。私ごときが、などと言っている場合では無い。さあ。さあ。』

 男気な心がじっと私を見つめている。その向こうで彼女もじっと私を見つめている。私は一度ぎゅっと目を閉じてから、恐る恐る手を差し出した。

「千代野さん、掴まってください。」

 私の言葉に千代野さんは嬉しそうに微笑んで、その小さな手を私のてのひらの上に乗せた。

「ありがとう。」

 と言っているような気がしたが、彼女の繊細な手を壊さないようそれでいてしっかりと支えられるよう、とあっぷあっぷの状態の私の耳にはほとんど入らなかった。

 苦節20年、女日照り砂漠を歩み続けてきた私が女性と手を繋いだ初めての瞬間である。

「五分前には戻り始めてくださいね。」

 ボート小屋の親父の声を背に受け、私と千代野さんは43000㎡の大海原へと漕ぎ出していった。


 10分ほど漕ぐと、私は驚くほど意のままにボートを操ることが出来るようになっていた。何の取り柄もないと思っていたが、思いがけない発見である。

「いい景色ですね。」

 新しい才能に上機嫌な私は千代野さんに話しかけた。

「ええ本当、舟もいいものだわ。」

 和傘を差した千代野さんもいい気持ち、と髪をかき上げる。時折水面みなもを撫でた風が舟を通り抜け、ボートの上は思いのほか快適であった。

『たまには勇気を出してみるのも悪くないであろう。』

 全くである。池の中心まで来ると、私はオールを漕ぐ手を休め、千代野さんと一緒に公園の人々を眺めた。

「初めてね。」

「何がです?」

「あなたの方から誘ってくれたのは。」

「そういえばそうですね。僕たち出会ったまだ日が浅いでしょう。照れくさくって。」

「あらいいのよ。私だってわがままを言ったじゃない。あなたも何なりとおっしゃって。」

「いいんですか。」

 中の下男子である私にとって、千代野さんのような人とデートできること以上に何を望んだら良いのであろう。とはいえ彼女の口ぶりからして多少の我儘であれば聞いてもらえるのであろうか。

「千代野さん、じゃあお願いしてもいいですか。」

「なあに。ああ、初めに断わっておくけど卑猥なことは嫌よ。」

「大丈夫です。」

 そんな図々しい気持ちは毛ほどもない。否、あの尻尾は触ってみたいものだと思ってはいるが、おそらくそれも彼女の言う「卑猥」に含まれるのであろう。

「また千代野さんのお弁当が食べたいです。」

 千代野さんはきょとんとして私を見つめる。

「そんなことでいいの?」

「そんなことじゃありませんよ。僕にとっては欲張りなくらいです。」

「いいわよ。ふふ、あなた本当に無欲ね。」

 こちらとしては贅沢な願いのつもりであったのだが。だがこれでまた千代野さんに会える。安堵した私がそろそろ戻る時間か、と名残惜しくオールを手にした時であった。

 巨大なつむじ風が千代野さんの手から傘をひっぺはがし、ボートを大きく揺らし始めた。突然の暴風に周囲でも悲鳴が上がり、転覆したボートさえある。どうしたというのだ。さっきまであれほど穏やかだったというのに。まさか、これは……。

久米彦くめひこね!」

 必死に舟にしがみつきながら千代野さんが叫んだ。

「千代野さん、久米彦って…。」

「姿を見せなさい久米彦!」

「お千代ちよか。」

 吹き荒れる風が私たちの前に集まり始め、その中から現れたのは真っ黒な毛で覆われた狐であった。

「…妖狐!」

 私の声に黒狐はぎろりと睨む。

「なんでえ、そのひょろっちいのは。」

「私の大切な人よ。悪く言わないで。」

「例の恩人ってやつか。律儀だねえお千代も。なあに、いちゃついてる人間どもがいるもんだからちょいと悪戯してやっただけさ。おめえがいるとはなからわかってりゃ、こんなことしなかったのによ。」

「嘘おっしゃい。」

 黒狐はふふんと笑うと再び私に向き直った。

「やい人間。礼儀だから名乗ってやる。俺ぁ武田たけだ上沼かみぬませき井草いぐさ久米彦くめひこってんだ。覚えなくっていいぜ、呼ばれたかねえからな。」

「やめなさいったら!」

 見ると千代野さんは狐耳と尻尾を出し、毛を逆立てて怒り狂っている。

「へいへい。俺もおめえを相手にすんのは骨が折れるし、これ以上は何もしねえよ。だがな人間、言っておくぞ。人間風情が妖狐の世界に足ぃ踏み入れたらどうなるかわかったもんじゃねえぜ。こりゃあ脅しじゃねえ、警告だ。わかったな。」

 黒狐の久米彦くめひこはクルクルと風に変化へんげし去って行った。その直後彼がいた場所に雷が落ち、見上げた空には私たちの上にだけ暗雲が立ち込めていた。以前千代野さんが大雨を降らせたときに使った術である。

「久米彦め。」

 千代野さんはまだ尻尾の毛を逆立てて、忌々いまいましげに空を見つめている。

「千代野さん、大丈夫ですか。」

 私の声にはっとした千代野さんはみるみるしおらしくなり、尻尾も耳も引っ込んでいった。

「大丈夫よ。恥ずかしいところをお見せしたわ。」

「奴は一体何なんです?」

「幼馴染よ。」

 とはいえ黒狐は何百年も昔にこの地を離れ、今日あの瞬間まで消息がわかっていなかったという。

「嫌がらせに来たのよ。」

「嫌がらせ?」

「私が人間のあなたと一緒にいるから。久米彦は人間を見下しているの。」

「そうみたいですね。」

「でも私は違うわ!お願い、信じてちょうだい!」

「わかってますよ。信じてます。」

 とはいえ黒狐の言葉にはいくつか引っかかるものがあった。

「千代野さん、例の恩人って?」

 千代野さんはしばらくうつむき、何やら考え込んでいた。

「ごめんなさい、今は言えないの。でも必ず言うわ。必ず。」

 そうですか、と私も深く追及することはできなかった。

「お弁当だったわね、腕によりをかけるから楽しみにしていて頂戴。今日は本当にごめんなさい。」

 彼女の手が私の両まぶたに触れ、すっと閉じさせる。

「また会えるわ。」


 目を開けるとそこは吉祥寺きちじょうじ駅であった。周りを見渡したがやはり彼女はいない。公園へ様子を見に行こうかとも思ったが、彼女は私がそうすることを望んでいないだろうと考え、踏みとどまった。千代野さんがまた会えると言ってくれたのだ。私はただその言葉を信じていよう。

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