あとがき

 拙作『リレイヤーズ・エイジ - Dreiドライ -』をご高覧いただき、本当にありがとうございました。遂に姿を現した圧倒的なデンドロみ、【樹雷皇じゅらいおう】……そして、スーパーロボット御三家最後の一機、あまりにも有名な国民的ロボットを模した最強の敵メタトロン。お楽しみいただけてれば嬉しいです。セラフ級はいつも、ながやんが心からリスペクトするロボットをオマージュしています。それは、我々今の時代のロボ創作者にとって『超えるべき壁、倒すべき敵』でもあるからです。自分達が過去の先達の遺産に甘え、ジャンルを先細りさせるだけの縮小再生産で終わっていいのだろうか? どうすればロボットモノというジャンルの未来を切り開けるか……現状は絶望的ではありませんが、緩やかに衰退してもいます。ロボットモノがなくても困る人は少ないですが、自分はロボットモノのない十年後、二十年後はヤです。それだけですね。

 さて、とうとうセラフ級がわらわら出てきてしまいました。こちらは後に準セラフ級の扱いで『エンゼル級』と呼ばれます。今までのアイオーン級やアカモート級の上位機種ですね。今回のやつの見た目はもちろん、メタトロンの元ネタが活躍するアニメのアレです。モノアイがグボォン! と光る、国民的ヤラレメカにして敵メカですね。自分も勿論大好きです…R型とか好きなんですよね。シン・マツナガ大尉のR型が最高です。


 千雪チユキね、生きてます。

 スパ◇ボ「」カクヨムやスパ◇女「」を読んでくださってる方は、もうご存知かと思いますしね。ネタバレしました、今……ちょっとだけゴメンナサイ、でも再登場時の衝撃は楽しんでもらえると思っています。決死の戦いをメタトロン・スプリームに挑んで、爆発の中に千雪は消えてゆきました。次章『リレイヤーズ・エイジ - FOR THE BEYONDフォー・ザ・ビヨンド -』では、再び統矢トウヤは闇落ちモードのパラレイド絶対殺すマンに逆戻りです。りんなを失った時より、千雪が自分にとってどういう人間かがはっきりしてる分……変な意味で覚悟が決まっちゃってる状態ですね。スーパー賢者タイムな狂戦士バーサーカーというか。

 例えば、俺達はヒトラーがいつどこで死んだか知っています。ただ、同じように俺達は『ヒットラーが死ぬ前の数時間、なにをしてたか』をはっきりとは知りません。結果だけを知っても、物語はドラマを積み重ねたその一つ一つに入っていかないと味わえないんですね。勿論、結果を知ると白ける方もいらっしゃるでしょうし、当然のことです。でも、結果として千雪は生きてますが『どうやって生き残ったの?』とか『それって生きてるって言うの?』とか、新しい衝撃を受けてもらえれば嬉しいです。来週より新章突入、お楽しみに! 自分も頑張って書かせていただきますー♪


          ――2017年8月13日、パンツ一丁でブンドド三昧の自室にて。

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リレイヤーズ・エイジ - Drei - ながやん @nagamono

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